育児中はなかなか運動する時間がとれず、体が重たく感じている方も少なくないでしょう。そこで今回は、忙しい毎日の中でも取り入れやすい、今すぐお金をかけずにできる育児中の運動不足解消法をご紹介します。
育児中は運動にかける時間とお金の余裕がない
妊娠中や産後は、運動不足になりやすい時期です。
産褥期を過ぎ、体が回復してきたら運動しようと思っていたのに「忙しすぎて運動する余裕がない!」と感じているママもいるのではないでしょうか。
育児中は、まとまった運動時間をとることは難しいかもしれません。また、育児にはお金がかかるものなので、ジム通いにお金を使うのをためらってしまうこともありますよね。
筆者にも5歳と2歳の子どもがいますが、文部科学省の資料によると、子ども1人を大学まで進学させると、1千万以上かかるそうです。2人なら2千万以上かかると思うと、お財布の紐が固くなってしまいます。そこで、今回はお金をかけずにできる、育児中の運動不足解消法をご紹介します。
ママが運動不足になる理由
産後のママの体は、腰が痛かったり骨盤がゆがんでいたりして、思うように運動ができません。これに加えて、24時間体制の赤ちゃんのお世話で、運動するより体を休めたいという思いが強くなる場合も少なくありません。
また、お子さんが成長すれば、ママの時間ができると思いきや、小学校に入学する年齢位まではまだまだ目が離せません。
長い間、まとまった運動時間がとれない可能性もあるのです。
適度な運動とは?
厚生労働省のホームぺージでは運動習慣者を次のように定義しています。
運動習慣者:1回30分以上の運動を、週2回以上実施し、1年以上持続している人
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html
加えて、運動の強度については次のような記載があります。
強度としては、一般に中等度の運動が勧められる。自覚的には「息が少しはずむ」程度(具体的には「健康づくりのための運動所要量策定検討委員会報告(平成元年)」参照)である。
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html
赤ちゃんや幼児と30分ほどお散歩したら適度な運動になるかと思いきや、息が少しはずむ程度の運動という記載もありました。
小さなお子さんと一緒に30分、息が少しはずむ程度の運動は現実的ではないですよね。
ただ、家の中にずっといるよりはお子さんとゆっくり外をお散歩するのも運動になるはずです。すき間時間やお子さんと一緒にできる運動を他にも取り入れつつ運動不足を解消していきましょう。
運動しないとどうなる?
育児中のママは、なかなか運動する時間がとれないですよね。とはいえ、ずっと運動しないと体にどのような影響があるのかをご紹介します。
- 筋力が落ちる
- 太りやすくなる
- 生活習慣病のリスクが高まる
筋力が落ちる
一般的に加齢とともに筋力は衰えていきます。適度に運動をしていても、子どもが小さかった頃と小学校へ入学する頃では一般的にママの筋力は下がる可能性はあります。
育児中にほとんど運動しない場合は、筋力が衰え基礎代謝が悪くなり、体のめぐりも悪くなってしまうのです。
太りやすくなる
運動をしないと筋力が減り、基礎代謝が落ちることで太りやすい体質になる可能性があります。また、運動でカロリーを消費する機会がないため、食べる量が少ないのに体重が増加してしまうことさえもあるのです。
生活習慣病のリスクが高まる
一般的に、運動不足による内臓脂肪型肥満になると、生活習慣病にかかりやすくなると言われています。内臓脂肪を落とすには食生活の改善の他に、筋トレと有酸素運動が向いています。
育児中にまとまった運動時間をとるのは難しいかもしれませんが、お子さんと一緒にできることやすき間時間に運動を取り入れてみましょう。
お金をかけずにできる!育児中の運動不足解消法
妊娠中、産後、育児期間中はどうしても運動不足になりやすいものです。ここでは、忙しいママも取り入れやすい運動不足解消法をご紹介します。
自宅で簡単!子ども一緒に動画を見ながら運動
大人用の体操やヨガの動画を、子どもは一緒にみてくれないはずです。それなら、子どもが楽しめる動画でママとお子さんが一緒に運動してみてはいかがでしょうか。
お子さん向けの動画は、とても分かりやすくて取り入れやすい運動なので、運動が苦手なママも楽しみながらできますよ。
すきま時間に宅トレ
育児中は、すき間時間を見つけて、コツコツトレーニングをしていきましょう。
例えば、電子レンジでご飯を温めている間、子どもがパパとお風呂に入っている間、子どもがテレビを見ている間など、ちょっとした時間を活用します
数十秒から3分程度でできるような宅トレを積み重ねるだけでも、体は応えてくれるはずです。
児童館などで開催されてる親子体操に参加
児童館などで、親子体操を開催している日があれば参加してみるのもおすすめです。親子体操は、お子さんとママが一緒に楽しみながら運動できる内容になっています。
覚えた体操を自宅でお子さんと一緒にやってみるのも良いでしょう。
運動方法に迷ったら本で確認もおすすめ
ママになると、育児の大変さと忙しさで、きれいでいることをあきらめてしまう気持ちに傾く時がありますよね。こちらは、きれいになることをあきらめない気持ちと方法を教えてくれる本だと思います。
まとめ:運動不足を解消してすっきりとした毎日を
妊娠中、産後、育児中はまとまった運動時間を取りにくいものです。とはいえ、運動不足の状態が続くと健康に悪影響をおよぼしてしまう可能性があります。今回ご紹介した、今すぐお金をかけずにできる運動を取り入れ、ママの運動不足を解消してくださいね。