我が家の娘は、4月から1歳児クラスの保育園に入園しました。1歳児の保育園準備で大変なのがなんといっても、おむつへの名前記入。そんな毎日のおむつへの名前記入や1日に数枚のおむつを登園用の手提げに入れて持参する負担を減らしてくれるのが、おむつのサブスクです。
この記事では、おむつのサブスクのメリット・デメリットを我が家が利用した体験談を元にご紹介します。おむつのサブスクが必要かどうかは月齢によっても異なるので、月齢ごとにおむつのサブスクの利用がお得かそうではないかを記入しています。
おむつのサブスクの利用を迷っている方はぜひ、参考にしてみてください。
おむつのサブスクはいくらが相場?
おむつのサブスクは、手ぶらで楽なのは分かるものの、サブスクというくらいだから「お得なの?」という疑問も多いはずです。そこで、我が家の娘が1歳から3歳まで保育園に通った体験談を元に、おむつのサブスクがお得なのかを考察してみました。
おむつのサブスク1カ月の相場
おむつのサブスクは、業者や自治体によっても多少異なると思いますが、2,500円位/月が相場です。
市販で購入するおむつ2袋分の代金と近い価格で、1カ月保育園にいる間はおむつとおしり拭きの利用が出来ます。
おむつに名前を書いて持参する負担や手間と、おしり拭きの準備の手間が省けるといったメリットはあります。しかし、お得とも損するとも言えない価格設定です。
おむつのサブスクはお得?市販で購入する場合と比較計算してみた
Lサイズのおむつは市販で購入すると1枚30円弱だと思います。保育園では1日4~6枚程使うので、市販で購入したおむつを持参した場合、1日120円~180円程かかります。
おしり拭きはおむつ交換に合わせて4~6枚かもう少しプラスで枚数を使うと思います。おしり拭きの価格は1枚当たり2円程なので、1日8円~12円程です。
まずはおむつ代金だけで、おむつのサブスクは何日登園すれば、市販でおむつを購入して持参するよりお得かを計算してみると、
2,500円(おむつのサブスク代金)÷120円(1日のおむつ代金4枚分の代金)=20.8回
となり、おむつ代金だけで考えると1日4枚のおむつを使う場合、1カ月に20回登園すれば市販で購入するのと代わらない位の料金という結論になりました。
次におむつの代金に加えておしり拭きの代金も入れて、おむつのサブスクが市販で購入したものを持参する場合より何日登園すればお得になるのかを計算してみます。
2,500円(おむつのサブスク代)÷128円(おむつ4枚分とおしりふき4枚分の代金)=19.5回
市販で購入したおむつとおしり拭きを持参すると1日128円程かかります。おむつのサブスクは、おしり拭きが使い放題とはいえ、20回程登園しないとおむつのサブスクを利用するのはお得とは言えない結果でした。

20回登園というと、週5でほとんど休まずに保育園に通うことになります。
風邪などの病気にかかりやすい乳児が週5回、休まずに登園するのはなかなか難しいかもしれませんね。
また、風邪をこじらせたり、感染症にかかったりして長期間休むことになれば、サブスク代金と市販で購入するおむつ代金とおしり拭き代金をダブルで支払わなければならないことになり、家計にとって痛手です。
まとめると、おむつのサブスクは、週5で休まず通えばお得という結果になりました。
ただし保育園によって月のおむつのサブスクの利用料金は異なるうえ、市販で購入するおむつやおしりふきの価格は購入場所や購入個数によって差があるため、こちらの計算は参考までにしていただけたらと思います。
保育園のおむつのサブスクのメリットは?月齢ごとに解説

1歳児の娘は、おむつのサブスクを始めの1ヶ月利用したのですが、次月から2,500円を払って継続するかどうかどうしたかの結論を、はじめに申し上げます。
「我が家の1歳の娘は、継続しないです。」
しかしながら、おむつサブスクを利用してみて感じたメリットもたくさんありました。
ここでは、おむつのサブスクを利用するメリットを月齢ごとに解説したいと思います。
- 生後6か月~1歳|おむつの荷物が減り手ぶらで楽々登園出来る
- 1歳~1歳半|おむつの名前記入をするストレスがない
- 1歳半~2歳|登園時におむつ補充がないので時短になる
- 2歳~2歳半|保育園に休まず行ければお得に
①生後6か月~1歳|おむつの荷物が減り手ぶらで楽々登園出来る
生後6か月~1歳位のお子さんがおむつのサブスクを利用するメリットとしては、荷物が減るということです。
この位の月齢の赤ちゃんは、抱っこ紐やベビーカーで登園される方が多いと思います。特に抱っこ紐は、荷物が多いと大変です。
ベビーカーでも、保育園に到着したら、抱っこしてクラスまで連れて行くので荷物を少しでも減らしたいと思います。
おむつのサブスクを利用すれば、おむつ分の荷物が減るので少し登園時の負担が楽になります。
②1歳~1歳半|おむつ準備の名前記入をするストレスがない
1歳~1歳半のお子さんは、朝の準備の時間もよく動きますよね。まだ誤飲や転倒など事故が起きないようにずっと見ている必要がある年齢です。
色んな物に興味を示すので、ママがおむつの準備をしている間も目が離せませんし、登園用の手提げに入れたおむつを出して遊ぶこともあるでしょう。
登園準備の中でも負担に感じるオムツに名前を書いて登園の手提げに入れて準備する手間が無くなるので、登園準備のプチストレスから少し解放されることがメリットです。
③1歳半~2歳|登園時におむつ補充がないので時短になる
1歳半~2歳になると、保育園に到着したらまず走り出す子も多いと思います。保育園に到着してから、担任の先生に我が子を預けるまで一苦労な時期です。
おむつを補充したり、枚数の管理をしたりしなくて済めば、時短に繋がります。「保育園に着いてからクラスに行くまでに時間がかかり、職場に遅刻しそう」という心配から少し解放されるはずです。
④2歳~2歳半|保育園に休まず行ければお得に
2歳を過ぎると、保育園生活にも慣れてきて休まず通える子も増えてくるのではないでしょうか。
週5回登園することが出来れば、市販でおむつを買って持参するよりもお得になる可能性があります。
手ぶらで楽に登園出来、お財布にも優しいというおむつのサブスクのメリットを実感出来るでしょう。
おむつのサブスクにデメリットはある?
手ぶらで登園出来て、便利なイメージのあるおむつのサブスクですが、デメリットと感じることもあります。月齢ごとに感じやすいデメリットをご紹介します。
- 生後6か月~1歳|親が使用枚数が分からなくなる
- 1歳~1歳半|休みが多いと割高になる
- 1歳半~2歳|お気に入りのオムツでないと嫌がる
- 2歳~2歳半|トイレトレーニングが始まると割高になる
①生後6か月~1歳|使用枚数の把握が出来なくなる
赤ちゃんの頃は、おむつをどれくらい使用したかがで、いつもと様子が変りないかを確認することもありますよね。
保護者の方も、我が子のおむつが1日何枚減っているか気になりますよね。
おむつのサブスクは、サイズごとにまとめておむつの管理がされていることがほとんどだと思います。どの子が何回おむつ交換をしたのか把握しにくくなってしまう可能が考えらえます。
おむつの使用枚数を確認して、いつもと体調の変化が無いかを確認するのは難しくなるでしょう。
②1歳~1歳半|休みが多いと割高になる
1歳から保育園に入園したお子さんは、いわゆる保育園の洗礼で、入園からしばらくはお休みしがちになることが考えられます。
おむつのサブスクに申し込んだのに、全然登園出来ず、おむつのサブスクを利用出来なかったという声もあるのが実情です。
保育園の洗礼を受けた我が家の娘の体験談の記事はこちら➤保育園の洗礼はいつまで続く?復帰早々「仕事に行けない…」1歳の娘が1年間に休んだ頻度と理由、対策をご紹介!
③1歳半~2歳|お気に入りのオムツでないと嫌がる
1歳半を過ぎると、イヤイヤ期に突入するお子さんも出て来ますね。家で使っているお気に入りのキャラクターのおむつでないと、履くのを拒否する子も。
もれなく我が家の娘も、アンパンマン大好きでアンパンマン以外のおむつは気に入らず拒否をしています。
④2歳~2歳半|トイレトレーニングが始まると割高になる
2歳を過ぎるとトイレトレーニングが始まるお子さんも出て来ます。タイミング良く上手にトイレが出来れば、おむつ交換が不要になり、徐々におむつを使わなくなります。
トイレトレーニングが進むにつれて、おむつのサブスクが割高に感じる可能性があります。
おむつのサブスクの利用が向いているご家庭

実際に、おむつのサブスクを1ヶ月利用してみて、毎朝のおむつに名前を書く準備や、登園バックからおむつが落ちそうになるストレスから解放されたら本当に楽でした。
手ぶらで登園できるのかなり魅力で、本音を言えば「我が家もおむつのサブスクを利用したい」です。
しかし、まだまだ休みがちな我が家の1歳児には、「高級なサービスかな」と思い一旦諦めました。
おむつのサブスクは、体力がついて保育園に休む日が少なくなればおむつのサブスクをお得に利用できます。また、お子さんの月齢が低くお世話に手がかかる、兄弟がいておむつを登園用の手提げに入れて歩いたり自転車で登園するのが大変というご家庭もおむつのサブスクを利用することで登園にかかる負担が解消されるため、向いていると言えます。
おむつはどこで買ってる?
育児をしながら、大きな荷物になるおむつを買いに行くのは大変ですよね。買い忘れ防止にも、おむつはネットでのまとめ買いが便利です。
\保育園用のおむつはまとめ買いで楽々お得に/

まとめ
おむつのサブスクを1ヶ月間、利用した結果、保育園を休みがちな1歳児にはちょっぴり高級なサービスといった印象でした。
しかし、体力がついてきて保育園に休まず通えるようになってきたら、おむつへの名前記入や持参する手間から解放されて手ぶらで楽に登園できるので、利用したいサービスです。
おむつのサブスクを利用するかどうか迷っている方は、登園できそうな日数を考慮し、おむつのサブスクを利用するメリットが月額料金よりも上回ったら利用すると良いでしょう。