寒い冬。保育園で子どもの身体が冷えないよう冬服は何を着せれば良いのか悩みますよね。
この記事を書いている筆者は、年中男の子と1歳児クラスの女の子のママです。
筆者の息子が1歳児クラスの時に、暖かいから良かれと思って裏起毛の服を着せて登園したら、担任から「裏起毛の冬服はNG」と言われた経験があります。
冬は、保育園でも感染症が流行るシーズン。窓を開けて喚起することもしばしばで寒そうですよね。
ママは、寒い冬の保育園登園時の子ども服選びに悩むものです。
この記事では、裏起毛の洋服が保育園でNGな理由と保育園用の冬服選びのポイントを年齢と性別ごとにご紹介します。
保育園児の冬服選びのポイントを確認し、お子さんにとって快適な服選びをしましょう。
裏起毛って何?何で保育園でNGなの?

裏起毛の洋服って暖かいですよね。
裏起毛とは裏毛を毛羽立せた洋服のことです。触るとふんわりしてやわらかく、厚みもあります。暖かいので真冬でも、裏起毛の洋服1枚あれば、寒さがしのげると思います。
一方で、裏起毛の洋服は熱がこもりやすく、体温調節機能が未熟な小さな子どもや、基礎体温が高くて新陳代謝が活発な子どもが着るには暑すぎて向いていないとも言われています。
さらに、裏起毛の洋服は肌ざわりがやわらかく感じるものの、お肌がデリケートなお子さんが着るとチクチクと刺激になり、肌荒れの原因になるとも言われています。
これらの理由から、保育園で裏起毛の洋服は禁止とされているところが多いのです。
【年齢別】冬の保育園で着る洋服の選び方のポイントをご紹介
保育園で着る子どもの冬服選びは、迷いますよね。ここでは、年齢ごとに分けて、保育園用の冬服選びのポイントをご紹介します。

- 0歳児クラス|肌に優しい綿素材を選ぼう
- 1歳児クラス|通気性の良い服を選ぼう
- 2歳児クラス|裏毛の服を選ぼう
- 3,4,5歳児クラス|綿素材、裏毛、フリース素材を上手く組み合わせよう
①0歳児クラス|肌に優しい綿素材を選ぼう
体温調節機能が未熟な0歳児クラスの赤ちゃんは、冬でも綿素材で汗の吸収が良い服を選びましょう。
保育園の中は、暖房が効いています。まだ歩けない赤ちゃんでも、おもちゃで遊んだり、ハイハイやあんよの練習で汗をかきます。
暖かいからといって裏起毛の洋服を着せると、汗を上手く吸収してくれず、身体が冷えてしまうことも。
また、皮膚が大人よりも薄くてデリケートな赤ちゃんは、裏起毛の洋服と皮膚が擦れて肌荒れの原因になってしまうこともあるのです。

0歳児クラスの赤ちゃんには、肌に優しい綿素材の服を着せてあげましょうね。
②1歳児クラス|通気性の良い服を選ぼう
1歳児クラスの冬は歩けるようになる子も多いと思います。
日中は園庭で遊んだり、お散歩へ出かけたりする日もあるでしょう。
0歳児と同様に、通気性の良いとされる綿素材を多く含む洋服を選んであげましょう。
とはいえ、1歳児クラスはイヤイヤ期に入る子も。好きなキャラクターの洋服しか着なくなり、ママたちを悩ませることも。
そんな時は、肌に直接触れるインナーを綿素材100%のものにしてあげると良いですよ。
また、洋服のことではありませんが、お風呂上がりの保湿で、お肌のバリア機能をサポートしてあげるのも良いでしょう。
③2歳児クラス|裏毛の服を選ぼう

2歳児クラスになると、1歳児クラスまでとは比べ、冬でも園庭で遊んだり、お散歩する機会が増える園もあるでしょう。
暖房が効いている園内よりも外は寒いので、裏毛の服がおすすめです。
裏毛の服は、洋服の裏がタオル素材のようにパイル状に編んだ服のことです。裏起毛に比べると暖かさは劣るのですが、ロング袖Tシャツよりは暖かいです。
裏起毛の洋服よりも裏毛の洋服の方が、通気性が良いです。
2歳児クラスのお子さんは、インナーの上に裏毛の服、外に出る際にはコートで防寒対策をしてあげましょう。
④3,4,5歳児クラス|綿素材、裏毛、裏起毛を上手く組み合わせよう
3.4.5歳児クラスになると、お子さんの意思で洋服を選ぶようになってきます。好きなデザイン、好きな色、洋服の肌ざわりにこだわる子もいるでしょう。
保育園の中は、暖房がついていても換気で窓を開けると、保育園の中が寒いと感じるお子さんもいるはずです。
肌に直接触れるインナーは、綿素材を基本とし、トップスやズボンはお子さんの好みや気温に合わせましょう。
年少クラス以降も、保育園では裏起毛の洋服をNGとしている園も多くあると思います。お子さんが保育園の中が寒いという場合、調節できる羽織りものを用意してあげても良いですね。
保育園の冬服選び、その他の注意点は?

裏起毛を選ばない以外にも、保育園の冬服選びのポイントがいくつかあるのでご紹介します。
- フードがない服を選ぶ
- もこもこし過ぎない服を選ぶ
- ボタンがNGな園もあるので確認してから選ぶ
- 袖から手がでるサイズを選ぶ
①フードがない服を選ぶ
冬のコートは、防寒対策でフードがついているタイプもありますよね。
登園や帰る時に着るには良いとされている保育園が多いと思います。
しかし、保育の中で着るにはフードが遊具などにひっかかって危険なのでフード付きの洋服やコートを禁止している園がほとんどです。
②もこもこし過ぎない服を選ぶ
もこもこしている服は暖かいですが、保育園に置いておくのに適していません。もこもこし過ぎて所定の場所に入らなかったり、他のお子さんがコートをかけるのに邪魔になったりしてしまうことも。
また、保育園で活動中はよく動くのでもこもこの服だと熱がこもり、汗をかいて身体が冷える原因になるかもしれません。
できるだけ薄手で暖かい服を選んであげると便利で快適ですよ。
③ボタンがNGな園もあるので確認してから選ぶ
ボタンの服は、ボタンが落ちてしまって小さな子の誤飲に繋がることが考えられます。
園によっては、ボタンの服を禁止していることも。

ボタンつきの衣類を購入する前に、保育園に確認しておくと安心です。
④袖から手がでるサイズを選ぶ
アウターは、来年も着れるようにや、下に洋服を着込むため大きめサイズを買ってしまいがちです。
しかし、袖から手が出ない程、大きいサイズにしてしまうと、手がうまく動かせず怪我の原因になることも。
また、お子さんは上手に袖まくりができません。怪我の原因になったり、洋服を自分で着れなくなってしまったり、保育士さんの手間になったりするので、袖から手がでる位のサイズを選んであげましょう。
まとめ|年齢ごとに合わせた冬服を選んで寒い冬も快適な保育園生活にしよう
保育園で裏起毛の洋服がNGである理由と冬の保育園用の洋服選びのポイントを年齢ごとにご紹介しました。
月齢の低いうちは、熱がこもらず、汗の吸収率が良い綿素材の洋服を。
冬でも外遊びが増える2歳クラス以降は、ロング袖Tシャツよりも暖かい裏毛素材の服を。年少さん以降は、子どもの好みや気温に合わせて選んであげましょう。
保育園用の洋服選びに迷っているママは、今回ご紹介した内容を参考にしてみて下さいね。