帰宅後や朝方に突如、保育園に通っている我が子が、嘔吐したり、下痢したりした経験のあるママも少なくないはずです。「何か保育園で感染症をもらったのかもしれない」、「週末に遊んだときにどこかで感染したのかもしれない」と、心配な気持ちになりますよね。
そして、看病の甲斐あって治り、元気に登園しているのも束の間、また突如始まるお子さんの嘔吐と下痢に、お手上げ状態になるママもいるでしょう。
かくいう我が家も、2人の子どもが1年で4回くらい胃腸炎に感染して保育園を休んでおり、筆者はこの状況に抗えず、育児と仕事の両立に根を上げている状態です。
そんな我が家の現状と、体験談を元に考え抜いた、保育園で胃腸炎をもらわないために行っている対策をご紹介します。
なぜ診断名がつかない?原因が特定されない胃腸炎に度々感染する我が子
- 保育園で病気をもらいやすい我が子たち
- 病院を受診しても診断名がつかない
保育園で病気をもらいやすい我が子たち
我が家には5歳の年長クラスに通う息子と、2歳クラスに通う2人の子どもがいます。2人ともなぜだか、保育園で流行っている感染症をもらいやすい子です。娘は、RSウイルスの感染をきっかけに反復性中耳炎に、息子はヒトメタニューモウイルスの感染をきっかけにヒトメタニューモウイルス肺炎になるなど、病気にかかると悪化しやすい子でもあります。
保育園などの集団生活を通して、色んな感染症をもらって、免疫力、抵抗力をつけて、子どもは強く成長していくものだと思います。しかし、我が子たちはなぜだか何度も胃腸炎にかかるので、心配になりますし、看病で仕事ができず、保育園に通っているのに仕事ができない状況に、打ちひしがれる日々を送っているのです。
病院を受診しても診断名がつかない
筆者が住んでいる家の近くには、数か所病院があるのですが、どこの病院も保育園で流行っている感染症の名前を具体的に伝えないと、詳細な検査をしてくれません。
そのため、保育園では度々、休んでいるお子さんの病気の症状を書いて掲示する掲示板には、下痢と嘔吐しか書いていない状態になるのです。つまり、本当は胃腸炎ではなく、何かの感染症で嘔吐と下痢の症状があるのかもしれないけれど、病院で診断されなければ診断名がつかず、感染力の高い感染症でも、気付かずに登園してしまいます。
我が家も年に数回、嘔吐と下痢の症状で病院を受診しますが、こちらから具体的に検査をして欲しい病名を言わなければ、分かりやすい症状が出ている場合を除き、胃腸炎としか言われません。保育園に通う他のお子さんにしても、我が家にしても、もしかしたら診断名のつくようなウイルス性胃腸炎だということもあり得るのです。
家庭でできることはする!保育園で胃腸炎をもらいたくない時にできること
保育園で何度も胃腸炎をもらう我が家ではありますが、試行錯誤をしてできるだけもらわないようにするために行っている苦肉の策をご紹介します。
- 保育園で流行っている感染症にアンテナを張る
- 帰宅後はまずお風呂に入る
- 子どもにとって規則正しい生活を送る
- 休日に遊びすぎない
- 我が子の機嫌が悪いとき、食欲がないときは無理しない
保育園で流行っている感染症にアンテナを張る
我が子たちが通っている保育園では、病名が診断されているもの以外にも発熱、嘔吐、下痢など、どんな症状で休んでいるかを掲示板に保育士さんや看護師さんが書いてくれます。筆者は、急いでいるときでも、掲示板を確認して、保育園で流行っている病気を確認しています。子どもたちが通うクラスで何か症状があって休んでいる子がいるようなら、筆者は子ども達が帰宅後はまずお風呂に入る、子どもにいつもと変わった様子がないかを注意してみるようにしているのです。
帰宅後はまずお風呂に入る
保育園では何かしらの感染症で休んでいる子がいる時期も多いですよね。病気の予防は手洗いが基本ですが、幼い子どもの手洗いは、イヤイヤ期や反抗期などさまざまな理由で難しいものです。筆者の体験談ですが、子どもが2歳のときが1番手洗いが難しいです。イヤイヤ期で手を洗わない、まだ1人ではちゃんと手洗いが隅々までできないのに1人で手を洗いたがる、色んなところを触っていて手が汚れているのに手洗いの必要性を理解できないなど、2歳でコロナ渦を過ごした我が家にとっては、手洗いの時間が本当に大変でした。
しかし筆者は、夕飯作りもあるので、先にお風呂に入る気にはなれず、手洗いという修行を続けていました。
とある日、度々感染症にかかるので、お風呂に入れるのも一苦労ですが、降園後すぐにお風呂に入ってしまった方が、汚れたままご飯を食べている罪悪感を感じないし清潔という思考に変化しました。それから、我が家では保育園から帰宅後はお風呂に入るという生活リズムに変わりました。
子どもにとって規則正しい生活を送る
子どもの規則正しい生活は、栄養バランスの良いものを食べ、遅くとも21時頃には寝ることだと思います。しかし、保育園に17時〜18時頃までいるお子さんは、帰宅してからご飯を食べてお風呂に入って21時までに寝るのはなかなか難しいかもしれませんね。
我が家も共働きで17時まで、息子と娘を保育園に預けていますが、降園後も公園に寄って遊び、疲れ知らずの活発に動く2人をお風呂に入れてご飯を食べて、寝かしつけるのは、本当に大変です。18時までお子さんを預けていたら、なおさら大変だと思います。
また、医学的な根拠はありませんが、お子さんは夜遅くに寝ると朝も遅くまで寝ていることが多いはずです。保育園の登園準備をする時間がないと、朝ごはんもちょっとしか食べれない、頭がぼーっとしていて機嫌が悪いなどの悪循環になり、すこやかな状態をキープできません。
21時代には寝て、朝ごはんをちゃんと食べれる時間を確保するようにして、すこやかで病気に負けない体作りを目指しましょう。
休日に遊びすぎない
平日お子さんと遊べない分、休日になると遠くまで遊びに出かけるご家庭もあると思います。また、夜ごはんを外食に出かけたただけでも、寝る時間が30分、1時間と少しずれこむと思います。お子さんは外食が楽しくて興奮して、寝れなくなってしまうこともあるはずです。
そんなときは、外食は17時代にすませて、寝る時間が後ろ倒しにならないようにするような工夫ができると良いでしょう。また、お出かけしても夕方には帰るようにしたり、そもそも次の日が休みの日にお出かけするようにし、お子さんの体力が落ちないようにしてあげるのも良いですね。
我が子の機嫌が悪いとき、食欲がないときは無理しない
発熱する前や下痢、嘔吐の前はお子さんの機嫌が悪くなることがあると思います。我が子達も胃腸炎の症状がでる少し前から食欲がなくなったり、ぼーっとしていることがあります。ちょっとした変化で、気付きにくいかもしれませんが、症状が出た後から「あのとき食欲がなかったのは胃腸炎だったからか…」と思った経験のあるママも少なくないはずです。
いつもと違う様子がないか注意してみてあげ、機嫌が悪い、食欲がないときは、早めにゆっくりできると良いですね。
ママの健康が一番大切!息抜きできる方法をみつけて時間を作る
お子さんが胃腸炎になると、カーペットやソファー、寝具の上で嘔吐をしたり、トイレ掃除をしたり、嘔吐物で汚れた衣類や寝具の洗濯で、本当に大変ですよね。ママにも胃腸炎が移ってしまうこともあるのではないでしょうか。また、看病をしている間は、仕事と家事ができません。やる事いっぱいあって頑張りすぎてしまうと、ママまで倒れてしまいます。看病しながらにはなってしまいますが、息抜きを忘れないようにできると良いですね。
筆者の場合は、30分くらいで見れるアニメを見ながら、珈琲やお茶を飲んでいます。全然、オシャレなことではなくて良くて、ちょっと息抜きできる方法を見つけておき、ママの心身の健康をキープしましょう。
まとめ|家庭でできる予防策をしつつママも頑張りすぎないで
お子さんが何度も胃腸炎になると看病だけでなく、嘔吐で汚れた衣類や寝具の洗濯、トイレ掃除などで、お子さんが心配ではあるものの、ママも大変ですよね。
我が家の5歳と2歳の子ども達も、保育園で流行っている胃腸炎を何度ももらってきて、その度に看病するのが本当に大変です。病院を受診しても胃腸炎と言われた割には、ものすごい感染力で家族全員が感染して本当に胃腸炎なのだろうかと疑問に思うこともあるでしょう。
今回ご紹介したように、我が家も下記のことを家庭でできる予防策として行っています。
・保育園で流行っている感染症にアンテナを張る
・帰宅後はまずお風呂に入る
・子どもにとって規則正しい生活を送る
・休日に遊びすぎない
・我が子の機嫌が悪いとき、食欲がないときは無理しない
また、子どもの看病で、ママも感染してしまったり、仕事と家事もあって疲れてしまうこともあると思います。そんな時は、ちょっぴり息抜きできる方法を見つけて、ママも心身が休めるようにしてくださいね。
我が家と同じような状態で、大変な思いをしているママがいたら、参考にしてみてくださいね。