肌と環境にやさしいオーガニック日焼け止めは、親子で一緒に使えることで、人気を集めています。
また、オーガニック日焼け止めは、天然由来成分の持つ日焼け止め効果や植物エキスが持つ美容効果でも注目されています。
そこで今回は、ママの美容にもうれしく、親子で一緒に使えるオーガニック日焼け止めをご紹介をします。
オーガニック日焼け止めとは?
オーガニック日焼け止めという言葉をよく聞くようになりました。しかし、オーガニック・ナチュラル・ボタニカルなど似たようなイメージの日焼け止めも多く、本物のオーガニック日焼け止めはどれを選べばよいのか迷ってしまうママもいるのではないでしょうか?
そこで、ここではオーガニック日焼け止めの選び方をご紹介します。
- 第三者機関の認証マークを取得した日焼け止めを選ぶ
- ワイルドクラフトの日焼け止めを選ぶ
- オーガニック認証をあえて取得しない日焼け止めもある
第三者機関の認証マークを取得した日焼け止めを選ぶ
日本ではオーガニックコスメに関する明確な定義はありません。しかし、世界にはさまざまなオーガニックコスメの第三者認証機関が存在するのです。
日本の百貨店や駅ビルなどにある、オーガニックコスメ専門販売店などでは、世界各地の、第三者認証機関の認証マークを取得している日焼け止めの販売をしているのを見かけるようになりました。
たとえば、世界のオーガニックコスメ第三者認証機関としては、COSMOS認証、BDIH認証、NATURUE認証、USDA認証などが挙げられます。
それぞれの第三者認証機関ごとに認証基準があるので、全てが同じオーガニクスコスメの基準を持つということではありません。
しかし、オーガニックコスメの第三者認証機関の認証マークがついた日焼け止は、一定の基準をクリアしたオーガニックコスメと言えます。オーガニック日焼け止めを選ぶのに迷ったら、第三者機関のオーガニック認証が付いた日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
ワイルドクラフトの日焼け止めを選ぶ
ワイルドクラフトとは日本語にすると、自生という意味です。ワイルドクラフトと表記されているオー日焼け止めに使われている植物は、植物に合うベストな生育環境で育った植物こそ、活き活きとエネルギーに満ちているという考え方で作られています。
オーガニックコスメ製造メーカーや、農家の方によっては、ワイルドクラフトで生育した方が、オーガニックの認証よりさらに厳しい基準植物を育てられると考え、あえてオーガニックコスメ認証マークを取得していない場合もあるのです。
ワイルドクラフトにも注目してみると、新たな日焼け止めとの出会いがあるかもしれません。
ここで、留意しておきたいのが、ワイルドクラフトの日焼け止めでもオーガニック認証を取得している製品があることです。植物エキスの恵みを充分に受け取ることができて、かつオーガニックコスメ認証の基準を満たしているので、オーガニック日焼け止めの良さを追求したい方にぴったりだと言えます。
オーガニック認証をあえて取得しない日焼け止めもある
オーガニックコスメの認証機関へ認証マークの取得を依頼するには、膨大な費用と時間がかかります。時間がかかるということは、人件費もかかります。かかった費用の分、商品価格に上乗せされるのは必然です。
そこで、認証マーク取得に意欲があっても費用が高いので取得せずに、他の方法でオーガニックコスメだと購入者に分かるようなにさまざまな工夫を施し、私たちが買いやすい価格設定にしているメーカーもあります。
ママにオーガニック日焼け止めをおすすめする理由は?
最近では、高機能日焼け止め、プチプラで優秀な日焼け止め、オーガニック日焼け止めなど様々な日焼け止めが販売されていますよね。人それぞれ、必要な日焼け止めの機能は違うので、どれを購入すれば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ママにオーガニック日焼け止めをおすすめする理由を、4歳と1歳の育児に奮闘中の筆者が実体験を元にご紹介します。
- 肌にやさしく親子で使える
- 植物エキスの美容効果が期待できる
- 石けんで落とせる
- 植物の香りに癒される
肌にやさしく親子で使える
お子さんの肌は、刺激や負担の少ない日焼け止めを選んであげたいですよね。オーガニック日焼け止めの多くは、紫外線吸収剤ではなく、紫外線散乱剤を使用しています。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して化学反応で熱エネルギーに変換することで、紫外線ダメージをお肌が受けないようにしており、一般的に紫外線から肌を守る効果が高い反面、肌に負担がかかると言われています。
それに対して、肌表面で紫外線を散乱させるのが紫外線散乱剤です。肌表面で化学反応を起こさず、天然由来成分が肌の表面で紫外線のダメージを防ぐので、肌への負担が少ないと言われています。一方、紫外線吸収剤と比較すると、紫外線の防御力が穏やかになるとも言われており、紫外線が強い場所に行く時には紫外線吸収剤入りの日焼け止めが選ばれることがあります。
オーガニックの日焼け止めの多くは、紫外線散乱剤を使用しており、お子さんの肌にとってしもやさしい日焼け止めになるので、親子で一緒に使えるのです。
植物エキスの美容効果が期待できる
植物エキスには、自然の恵みでうるおいを与える、輝きをもたせる、年齢サインに負けないようにするなどの美容効果を持つと言われています。
植物エキスの美容効果を求める場合は、商品の説明欄にメーカーの研究結果により、「保湿」「キメを整える」などの作用が記載してある製品があります。
また、植物エキスの効果効能が認められている製品には、「効果効能試験済み」などのように、第三者認証機関によって効果が認められたという記載があります。
日焼け止めを塗りながら、美容効果も期待したい場合は、これらのような記載のある日焼け止めを選びましょう。
ただし、肌質や環境によって、植物エキスの美容効果の感じ方には個人差があります。
石けんで落とせる
日焼け止めを塗った日は、きちんとオフするのが美肌をキープするために欠かせません。
毎日使うなら、手軽に落とせる石けんオフタイプがおすすめです。
紫外線散乱剤が使用されているオーガニック日焼け止めの多くは、「石けんで落とせる」とパッケージに表記されています。
日焼け止めはきちんとオフできていないと肌トラブルの原因に繋がるので、お子さんと一緒にお風呂に入ると、十分に洗顔の時間が取れないと感じているママにぴったりです。
植物の香りに癒される
オーガニック日焼け止めは、香料が入っていないのに、配合されている植物がミックスされた天然の香りがするものが多くあり、塗る度に自然の香りに癒されます。
また、アロマ効果を期待して植物の香りをあえて入れているオーガニック日焼け止めもあります。女性にうれしいローズの香り、リラックスできるラベンダーの香り、リフレッシュできるシトラスの香りなどが配合されているオーガニック日焼け止めもあるので、お好みの香りを選ぶのもおすすめですよ。
ママにおすすめオーガニック日焼UVけ止め3選をご紹介
筆者おすすめのオーガニック日焼け止めをご紹介します。
①アロベビー UV&アウトドアミスト
アロエベビーのUV&アウトドアミストは、活発で動き回る赤ちゃんでもつけやすいように吹きかければつけられるミストタイプの日焼け止めになっているのが特徴です。さらにレモングラスとローズマリーの香りの組み合わせで、虫よけも期待できる1本で2役の赤ちゃんにもママにもうれしいアイテムです。
SPF25,PA++で、ちょっとしたお出かけの時に紫外線から肌を守るのにちょうど良い日焼け止め指数となっています。赤ちゃんの肌や、ママの腕や足、首周りなどにもサッと塗れますよ。お出かけ前は忙しくてバタバタしがちな時も手早く塗れるので、塗り忘れがなく、すこやかな肌をキープできます◎
②チャントアチャーム UVミルク
ナチュラグラッセ UVプロテクションベースNは、紫外線やブルーライトから肌を守る*1のみならず、植物の力で、うるおいのある肌に導くことで毛穴の目立たない肌に見せてくれるのが特徴です。
近年、肌へもたらす悪影響が注目されている、ブルーライトや近赤外線による乾燥から肌を守りつつ、うるおすヒマワリ芽エキス配合。植物性セラミド*2が肌にうおいを与え、みずみずしい肌に導くことで毛穴の目立たない肌に整えます。さらに、オウゴン根エキス*3も配合されており、荒れがちな肌を落ち着かせ、うるおい補給をしてくれます。
気になる紫外線カット指数は、SPF50+ PA++ です。真夏の紫外線が強い時期でも十分に肌を、守ってくれる指数になっているのがうれしいポイントですね。
*1 第三者機関実施試験結果より、*2コメヌカスフィンゴ糖脂質(保湿・肌荒れ防止) *3肌荒れ防止・保湿
③ヴェレダ エーデルワイス UVプロテクトミルク
WELEDAのエーデルワイス UVプロテクトミルクは、生後1カ月の赤ちゃんから大人まで使える処方が魅力です。紫外線はもちろん、ブルーライト、近赤外線まで天然ミネラルフィルターが守ってくれます。*1
エーデルワイス、カレンドラ、カミツレ、パンジーの4種類の植物エキスが、肌を保湿してすこやかに整えるので、美容にもうれしい日焼け止めとなっています。
2024年2月にリニューアルし、パッケージが変更になりました。さらに、リニューアルのタイプは、薄いベージュカラーでしたが、新しくなって無色になり、全身に使いやすいようになりました。そのため、赤ちゃんやパパも一緒に使いやすくなっています。香りも微香タイプに変更となっています。
*1 ブルーライト、近赤外線カットは第三者機関実施試験結果より
リアルオーガニック日焼け止めの購入場所は?
日本では、オーガニック植物成分が少しでも配合されていれば、日焼け止めに配合されている成分の多くが化学由来成分でもオーガニック日焼け止めと言っても問題がないのが現状です。
とはいえ、オーガニック日焼け止めの成分表示を見ても、カタカナや英字でよく分からないということもありますよね。
本物のオーガニック日焼け止めの選び方が難しいというママは、オーガニックコスメに詳しいバイヤーが吟味して品揃えをしているオーガニックコスメ専門店での購入がおすすめです。
筆者おすすめのオーガニック日焼け止めの購入場所をご紹介します。
コスメキッチン
コスメキッチンは、女性の心を掴む可愛いオーガニックコスメを沢山取り扱っていて見ているだけでもワクワクするナチュラル・オーガニックコスメ専門店。
ビューティーアポセカリー
ビューティーアポセカリーは、新宿伊勢丹の地下にある、オーガニックやナチュラルコスメ、サプリを取り扱う店舗です。1日では見切れないほど、品揃えが豊富です。オーガニック好きの心を満たしてくれますよ。
Natural House
NaturalHouseは、オーガニック専門店の老舗!食材からコスメ、雑貨を取り扱っていて、商品の取り扱い基準が厳格であることで知られています。コスメだけでなくリアルオーガニックライフを求めるならここ。
ビオセボン
ビオセボンは、フランス発のオーガニック専門店。お野菜、ナッツ、お酒、お肉などの食材からコスメまで品揃え豊富に幅広く取り扱っています。
オーガニック日焼け止めで子育て中も紫外線にないお肌へ
オーガニック日焼け止めは、肌にやさしくて植物エキスによる美容効果も期待できる、日焼け止めです。親子で一緒に使えるので、ひと夏で使い切りができるのもうれしいポイント。
お子さんに日焼け止めを塗るタイミングでママも一緒に使える日焼け止めで、紫外線ダメージから肌を守って美肌をキープしましょう。
実際に、オーガニック日焼け止めを見てからどれにするか決めたい方は、ご紹介した店舗に立ち寄ってみると、どれにするか決める参考になるでしょう。