40代になると乾燥やシワ、シミといった肌悩みが増えてきます。カバーすると厚塗りになって、肌悩みが余計に気になるという方もいるのでは?そんな時は思い切ってノーファンデメイクをしてみませんか?今回は肌本来の美しさを活かす、40代のノーファンデメイクのポイントを元百貨店美容部員がご紹介します。

ライター名:Yuki
保有美容資格:ミスパリディプロマ(フェイシャル、ボディ)、アロマ検定2級
経歴:明治大学農学部卒業後、国内化粧品メーカー美容部員をしながらミスパリ通信課にて美容技術と知識を学ぶ。
現在は小学一年生の男の子と年少の女の子の子育てをしながら、ママ目線で役立つ美容ライター・SEO対策コンサルタントとして活動中です。
40代元百貨店美容部員がノーファンデメイクをおすすめする理由

筆者は百貨店に美容部員として勤務していた時、40代の方に肌悩みをカバーする方法としてファンデーションの重ね塗り、コンシーラーなどでのカバーを勧めていました。
もちろんメイクで肌悩みをカバーする方法も主流ですが、筆者自身も「厚塗り感が出るのが気になる」、「カバーしていないと自分の肌に自信を持てない」と思っていました。
その後筆者は、自分の時間もなく2人の子どもを出産して子育てをしていると年齢による肌悩みも増え、肌悩みをカバーしていたら、本当の自分がなくなっていくような気がしてきました。
そんな時に、「肌は身体のバロメーター」という言葉を思い出しました。それから鏡で自分の肌状態を気にかけることで、「今日は何時間寝れた」「今日はこんなに楽しいことがあった」「今日はこんな食べ物を食べた」といったことも気にかけることができるようになったのです。
このようにファンデーションを塗らないメイクは、仕事や家事、子育てに忙しい女性が自分の健康管理をするきっかけにもなります。また素肌が美しくなることで、心にも自信が持てます。
40代になり肌悩みが増えてきたと感じる時こそ、ノーファンデメイクを取り入れ、自然な美しさを引き出しましょう。
40代ファンデーションを塗らずに美しくみせる方法
年齢とともに肌悩みが気になる時期ですが、この時期こそ、自分の肌を知り、素肌の美しさを引き出すことに目を向けましょう。40代の大人女性がファンデーションを塗らずに美しくみせる方法をご紹介します。
- 肌の土台を整える:肌タイプ・肌悩み・季節に合わせたスキンケアを使う
- 日焼け止めを選ぶ:環境と肌タイプに合わせる
- 化粧下地を選ぶ:肌悩みとなりたい肌に合わせる
肌の土台を整える:肌タイプ・肌悩み・季節に合わせたスキンケアを使う
美しい肌の条件として「うなはだけつ」という法則があります。こちらは、うるおい・なめらかさ・ハリ・弾力・血色・ツヤの頭文字をとっています。
まずはしっかりとうるおい補給をしましょう。次に、紫外線ケアや年齢と共に感じる肌悩みに合わせた成分が配合されているかを確認してください。そして、季節に合わせたテクスチャーのスキンケアを選ぶことで、一年を通して心地良く素肌美を目指せます。
日焼け止めを選ぶ:環境と肌タイプに合わせる
日焼け止めは、環境と肌タイプに合わせて選ぶことが大切です。SPFとPAが高めの日焼け止めは紫外線から肌を守ってくれる一方で、「紫外線吸収剤」などの成分が肌に負担がかかる場合があるので使い分けがおすすめです。
紫外線が強い季節や場所ではSPF40以上、PA+++以上のように数値が高めの日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
オフィスワークの日など屋外にいる時間が少ない場合は、SPF20~30、PA++程度の日焼け止めを選んでみてください。
また乾燥が気になる方は、うるおい成分が配合されているかもチェックしましょう。
化粧下地を選ぶ:肌悩みとなりたい肌に合わせる
40代になると、乾燥・色ムラ・くすみ・皮脂・毛穴や小シワなどの肌悩みが増えてきます。そんな時は、下記のポイントに注目して、肌悩みをカバーしてくれる化粧下地を選んでみてください。
- 乾燥にはヒアルロン酸やセラミドが配合されているもの
- 色ムラにはイエローやピンク、グリーンの色が付いていて肌色補正できるもの
- くすみには光を拡散して影を飛ばすもの
- 皮脂には、皮脂吸着パウダー配合のもの
- 毛穴や小じわには、微細なパウダーなどで毛穴を埋めて、光で毛穴の影を飛ばしてくれる
40代になると肌悩みは1つではなく、2つ以上ある場合も少なくありませんが、肌悩みをカバーする成分の種類が増えて品質も高くなると、価格が上がります。上記のポイントを参考に、予算に合わせて肌悩みに合う成分が配合されている化粧下地を選びましょう。
元百貨店美容部員が解説!40代ノーファンデメイクポイント
筆者が百貨店美容部員をしていた時、40代になると「肌が乾燥する」「くすみが気になる」「顔が大きく見えるようなった」「毛穴の開きが気になるようになった」といった肌悩みを抱える方が増えてくるように思っていました。
いくらノーファンデメイクをおすすめしているからといって、これらの肌悩みに対応しないと、清潔感を損なってしまうかもしれません。
そこで、40代が気を付けたいノーファンデメイクのポイントをご紹介します。
- 色ムラ、肌のトーンを整える
- 立体感を出す
- 影をカバーする
- 眉と目元を引き立てる
- 自然な色味のリップカラーで血色感を出す
色ムラ、肌のトーンを整える
シミ、そばかす、赤ら顔などがあると、肌の色ムラにつながります。
シミ、そばかすは、イエロー系やベージュ系の下地でカバーします。赤ら顔は、グリーン系やイエロー系の下地を使用すると色ムラが整い、メイクの力で肌のトーンが均一に見えます。
色ムラが気になる箇所は、部分的に重ね塗りするのも良いでしょう。
影をカバーする
クマ、まぶたが痩せてくることによる影、毛穴の開きによる影、血行不良は、肌を暗くみせます。
ピンク系の下地で、血色感を与えましょう。また、光を拡散するパウダーや微細なラメが配合されている下地で、透明感や明るさ、ツヤを演出してみてください。
この時、力強く化粧下地を塗ると、パウダーが潰れてしまう可能性があるため、赤ちゃんの肌に触れるような力加減で塗りましょう。
眉と目元を引き立てる
40代を過ぎると顔の筋力の衰えにより、まぶたや頬のたるみにより、顔が平面的に見えたり、顔が四角く大きく見えるようになります。
眉と目元を引き立てることで、立体的な目元を演出してみてください。アイライナーを引く、マスカラを塗ることで、目元を引き締まり、顔全体にも立体的な印象を与えます。
アイシャドウは濃すぎると、目元が浮いてしまうのでナチュラルに仕上げるのがおすすめです。
また、眉毛は髪の毛とまつ毛の色の中間色を選び、自然な太さで描くとノーファンデメイクとバランスがとれます。
自然な色味のリップカラーで血色感を出す
40代の唇は、乾燥や縦ジワのが気になりはじめます。乾燥や皮むけ、縦ジワが気になる場合は、リップクリームで保湿しましょう。
くすみやクマが気になる方は、穏やかなトーンのピンク系や落ち着いたトーンで透明感のあるレッド系の口紅口紅を塗ると、自然な血色感をプラスできます。
ナチュラルに仕上げたい場合は、ベージュ系のリップやツヤ感のあるリップクリームがおすすめです。
40代ファンデ-ションを塗らないメリット

40代は、肌本来の自然な美しさを引き出すことに着目することで、自信の持てる肌に繋がります。ここでは、40代でファンデーションを卒業することのメリットをご紹介します。
- 肌本来の自然な素肌感を楽しめる
- 肌の負担を軽減できる
- 年齢や個性に応じた美しさを引き出せる
- スキンケア・インナーケアの重要性を実感する
肌本来の自然な素肌感を楽しめる
ノーファンデーションの最大の魅力は、自分の肌本来の自然な素肌感を楽しめることです。
お手入れの行き届いた素肌は、自信にもつながるでしょう。
肌の負担を軽減できる
ファンデーションがきちんとメイクで落とせていないと、メイク汚れとなり毛穴に詰まったり、酸化して肌の負担になる場合があります。
またファンデーションに含まれる、界面活性剤や香料、防腐剤などが肌にとって刺激となる場合もあります。
ファンデーションを塗らないことで、これらの負担となる原因から肌を守れます。

ただしファンデーションは、紫外線対策や乾燥対策の役割を担うため、ノーファンデ=(イコール)何もしなくて良いというわけではありません。肌を日中の外的刺激から守るようにしましょう。
年齢や個性に応じた美しさを引き出せる
40代ならシミや小じわはあるものです。それをベースメイクの重ね塗りでカバーしたり、流行りの質感の肌に仕上げると不自然な印象になる場合があります。
一方でノーファンデはその人の個性が引き立ち、温かみを感じます。また、メイクに頼らないことで、真の美しさを引き出せます。
スキンケア・インナーケアの重要性を実感する
40代を過ぎると、ファンデーションでカバーをしている時と、メイクを落とした後の肌に差を感じる日があるでしょう。
ノーファンデは、メイクを落とした後の素肌との差がほとんどないため、日頃からスキンケアやインナーで美肌を目指そうと思うようなります。
素肌に自信を持つためのインナーケアを意識
自信の持てる素肌を目指すために、インナーケアを意識することも大切です。バランスの良い食事を意識したり、サプリメントを活用したりするのも良いでしょう。
成分 | 特長 |
コラーゲン | 肌の弾力やハリを保つ |
ビタミンC | コラーゲンの生成促進、抗酸化作用 |
ヒアルロン酸 | 保湿効果。 |
プラセンタ | 肌のターンオーバー促進、若々しい肌をサポート |
ビタミンE | 抗酸化作用、血行促進 |
ポリフェノール | 抗酸化作用 |
40代ファンデを卒業して素肌美を目指そう
40代を過ぎると、シミやそばかす、小じわ、くすみなどの肌悩みが増えて来ます。そんな時こそファンデーションを卒業して、自分の素肌と向き合うことが大切です。
そのために、保湿成分や肌悩みにアプローチしてくれる成分配合のスキンケアで丁寧にお手入れをしましょう。その後は日中は乾燥と紫外線のダメージから肌を守れる日焼け止めや化粧下地を使います。
ファンデーションを塗らない素肌感を楽しんでみてくださいね。
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