下の子が生まれたばかりのころは、上の子の赤ちゃん返りがあるという話をよく聞きますよね。しかし、小さなころに上の子の心を満たすように接してきたはずなのに、年長さん・小学生に上がっても下の子への意地悪が続く…。このように悩んでいるママも少なくないのではないでしょうか?かくいう筆者もその1人で5歳の年長の息子が2歳の妹に強い口調で怒ったり、手や足が出てしまうことで悩んでいます。
そこで今回は我が家の体験談を元に、大きくなった上の子が下の子に対して意地悪をしてしまう理由を考え、上の子への接し方・対処法をご紹介します。
【我が家の現状】5歳兄が2歳の妹に意地悪をする。理由は?
下の子が生まれたばかりの頃は、上の子が赤ちゃん返りをするのは当然のことだと思います。我が家も妹が生まれたばかりのころ、息子(上の子)に赤ちゃん返りや、保育園の登園渋りを経験しました。
現在、下の子が2歳7ヶ月となって手がかからなくなってきたこともたくさんある一方、まだまだ甘えん坊な面があり「ママがと一緒に寝たい」などと言うシーンが多々あります。
そんな妹の姿を見ると、息子も負けじとと「ママ(パパ)が良い」となることがしばしば。5歳になった息子は体重が20kgを超えているため、筆者は抱っこをするのが大変。怒り出すと筆者を叩くこともあり、力がついてきた息子に叩かれると痛くて、息子に対して「叩いてはダメ!」と怒ってしまい悪循環が始まります。
そんな日々が続けば、妹と同じようにかまって欲しいいう思いが息子の中で膨らみ、満たされないと妹に意地悪をする形で満たされなかった思いが現れてしまうのです。
そんな息子ですが、保育園にいるときやお友達と遊ぶときは、甘えん坊の姿を見せません。保育園の担任の先生からは、「いつもお友達にやさしく接してあげることができて、すごいですね」と褒められる機会もたくさんあるのです。
お友達と遊んでいるときも、サッカーや縄跳びなどルールを守って楽しそうに遊ぶことができているように見えます。
成長した姿を見ていたり、本当はできることも妹に対抗してできないと言ってみたりする息子への接し方に、筆者は日々手を焼いています。
筆者の周りでも、息子(上の子)が妹にだけなぜか意地悪をすると困っているママの話
を聞いたことがあります。
そこで、我が家が実際にやってみて息子が妹に意地悪をするのを止めるようになったと思った対処法をご紹介します。
【体験談】兄が妹に意地悪をするのを止めてもらう方法
上の子が5歳を超えて大きくなったのに、なぜか家の中に入ると下の子に意地悪する姿を見るとどう対応して良いのか悩むこともありますよね。下の子が嫌がって泣いている姿を見ると反射的に下の子の味方をしてしまうこともしばしば。すると、ますます上の子が下の子に意地悪をするという悪循環に陥ります。そこで我が家が実際にやってみて効果があったなと感じた息子が妹に意地悪を止めた対処法をご紹介します。
- 中立な立場で話をする
- 良いところを褒める
- 息子(上の子)と2人だけの時間を作る
中立な立場で話をする
上の子が下の子に意地悪をしている姿を見ると、とっさに力が弱く自分の気持ちを上手く言葉に出せない下の子の味方をすることもありますよね。
本当は下の子が上の子のおもちゃを取ってしまったことが原因で上の子が怒っているのに、手を出したり強い口調で、上の子が下の子に仕返しをしていると、上の子の悪さが目立ちます。
筆者も「お兄ちゃんだから、妹にやさしくしてね」と言ってしまうことがあります。しかし、この言葉を言うと息子は「妹が先に僕のおもちゃを取ったんだから妹が悪いのに何で僕が怒られるの!」となってしまい、状況が悪化。
筆者はこのような状況を改善しようと試みた策は、先に下の子へ「お兄ちゃんのおもちゃだから貸してって言うんだよ」など、教えること。その次に息子へ、「妹におもちゃ貸してあげられる?」と聞きます。すると、解決することがあります。妹の方をかばってしまいやすい状況ですが、大人が中立的に解決に導いてあげれば、ある程度大きくなった上の子は納得してくれます。
良いところを褒める
上の子と下の子がいると、頭のどこかで上の子はできて当たり前と思ってしまいがちです。しかし普段できることでも、下の子がママにやってもらっていることは上の子も同じようにやって欲しいと思うことがあるのが長男・長女の気持ちです。
とはいえ、下の子に手がかかり、同じようにできないこともありますよね。そんなときは、上の子のできることを褒めてあげると効果的です。「1人でお着替えできてすごいね!」「好き嫌いせずに食べれたね!」など、状況に合わせて褒めてあげると、上の子の気持ちが満たされるようで「お兄ちゃんだから、何でもできるよ!」「妹のも僕が手伝ってあげるね」とまで言ってくれることがあります。
下の子に手をかける以上に、上の子をたくさん褒めてあげることで、下の子と自分は違うし、自分ならできる!と気持ちが前向きになって、下の子に意地悪をしてしまう回数が減ると思いますよ。
息子(上の子)と2人だけの時間を作る
下の子が生まれると、ママと2人きりの時間が減ってしまうものです。とはいえ、我が子は年長さんになってから「ママより友達と遊ぶ方が良い!」なんて言う日もあります。
しかし、大人に自分だけが甘えられる状況は成長した今でもうれしいようです。休日は、上の子はママとお出かけ、下の子はパパとおでかけのように、それぞれが思いっきり大人に甘えられる状況を作ってあげると、気持ちが満たされて子どもたちも、きょうだいにやさしく接することができるようになるはず。
休日の午前中だけなど短時間でも大丈夫なので、上の子だけの話を聞いてあげられる時間を作ってママ(パパ)を独り占めさせてあげてみてください。
まとめ|5歳も甘えたい時期!中立的に接する・褒める・2人の時間を作るで乗り切ろう
上の子が5歳を超えても、赤ちゃん返りではないのに、下の子に対抗して手がでてしまったり、強い口調になってしまったりすることもありますよね。
そんなときは、下の子の味方にならず中立的に話をする、上の子のできていることを褒める、ママ(パパ)と上の子の2人きりで思いっきり甘えられる状況を作って上の子の気持ちを満たしてあげてみてください。
とっさに力の弱い下の子の味方になってしまっていることが起因して、上の子が下の子に意地悪をしているかも…と感じているママは、今回ご紹介した対応法を試してみてくださいね。