40代頃になると、「昔と同じアイメイクは違和感がある」「アイシャドウが映えなくなった」といった目元の変化を感じる方も少なくないででしょう。
加齢による目元の変化は、誰にでも起こる自然なことです。40代のアイメイクは、隠そうとするのではなく、光を味方につけることがポイントです。
この記事では、1,000人以上にメイクアドバイスをしたことのある元百貨店美容部員が、40代の目元の悩みをメイクでナチュラルにカバーしながら、40代の目元を上品に見せるアイメイクの基本とメイク方法を解説します。
筆者には7歳と4歳の子どもがいます。子どもを24時間体制で見守る育児を終えて少しずつ自分の時間をとれるようになったとはいえ、まだまだ自分のメイク時間がとれないと思っています。そこで、筆者も実践してみた、毎日の生活に取り入れやすい40代のアイメイク方法をご紹介していますので、チェックしてみてください。
40代の目元の悩み

まずは、なぜこれまでのアイメイクがしっくりこなくなったのか、その原因を解説します。
- まぶたのたるみ・くぼみ:目元のピンッとしたハリ感やふっくら感が少なくなり、まぶたが下がってくることで二重幅が狭くなったり、目が小さく見えたりします。
- くすみ・色素沈着:摩擦や色素沈着によってまぶた全体がどんよりとした印象となり、アイシャドウの見た目通りの発色が難しくなる場合があります。真っ白な画用紙に絵を描くと鮮やかに発色しますが、くすんだ色の画用紙に絵を描いても見た目通り発色しないのと同じ考え方です。
- 乾燥・小じわ:目元の皮膚は薄いため、乾燥による細かなシワ(ちりめんじわ)にファンデーションやアイシャドウが入り込みやすくなります。
これらの目元の変化をカバーしようと「アイラインをガッツリと引く」「アイシャドウを濃く重ねる」といったアイメイクをすると、目元の印象が強する、アイシャドウが小じわに入り込むなど、アイメイクが古く見える原因となります。
40代の目元メイクの土台作り(化粧下地・コンシーラー)
目元メイクの発色と持ちを左右するのは、アイシャドウを塗る前の「土台作り」です。
① アイシャドウのベースカラーを仕込む
くすみが気になる40代は、アイシャドウのベースカラーを使いましょう。
- 効果:くすみを補正し、アイシャドウの発色と色持ちを良くすることが目的です。
- 選び方:トーンアップ効果のあるピンクベージュやイエローベージュ、保湿力のあるクリームタイプがおすすめです。
② コンシーラーで目元の影をカバー
目の下のクマや目尻のくすみは、お疲れ顔の印象に見えがちです。
- クマのカバー:青クマにはオレンジ系、茶クマにはイエロー系のコンシーラーを点置きし、指やコンシーラーブラシでしくやさなじませます。
- 厚塗りはNG:目の際キワギリギリまで塗ると表情ジワにコンシーラーが落ちて笑いジワが目立ちやすくなるため、影になる部分にピンポイントにのせましょう。
40代のベースメイクのコツをこちらの記事でご紹介しています。アイメイクが映える上品なベースメイクの押さえておきたいポイントを確認してみてください。
【40代ベースメイク】厚塗りを防いで上品なツヤ肌を作るポイント!元美容部員が解説
アイシャドウの選び方とグラデーションの作り方

40代のアイシャドウ選びは、「質感」と「色選び」が目元の印象を左右します。
質感の選び方:大粒ラメは避け、繊細なパール感を
- NG:大粒グリッターやキラキラ過ぎるラメ→目元に目がいきやすく、目元の悩みを目立たせてしまう場合があります。意図せず派手な印象を与えることもあるでしょう。
- OK:細やかなパール感のあるサテン質感や、しっとりとしたマット質感がおすすめ→上品なツヤと明るさを与え、ふっくらとした目元に見せてくれます。
色選びのポイント:肌なじみの良い暖色系
- おすすめカラー:ピンクベージュ、ウォームブラウン、コーラルオレンジ→血色感をプラスし、やさしく若々しい印象を与えます。
- 注意が必要なカラー:グレー、ダスティーブルー、暗いダークブラウン、スモーキーグレー→くすみを強調し、影を目立たせてしまう可能性があります。
3色グラデーションの塗り方
- ライトカラー(明るい色):アイシャドウベースとして使用し、アイホール全体に薄く広げます。
- ミディアムカラー(中間色):二重幅(一重・奥二重の方は目を開けた時に2〜3mm見える範囲)に重ね、ワイパーのように上に向かってぼかします。
- シェードカラー(締め色):目のキワに細く入れます。※濃く太く入れすぎないのがポイントです。
アイラインとマスカラは「引き算」がカギ
目力を出そうとしてアイラインを太く引いたり、マスカラを何度も重ね塗りしたりするとメイクが古く見えてしまいます。
アイライナー:漆黒から「ブラウン・グレー」へ切り替える
- カラー選択:漆黒のアイラインはフレームが強調されすぎ、目が小さく見えたりキツイ印象を与えたりします。ダークブラウンやナチュラルブラックを選ぶと、やわらかく引き締まります。
- 引き方:まつ毛の間を埋める「インライン」を中心に引き、目尻は自然に2〜3mm伸ばす程度にとどめます。
マスカラ:ボリュームよりも「長さと繊細さ」
- カールキープ:まつ毛が下がると目元が寂しい印象に見えます。ビューラーで根元から優しく立ち上げましょう。
- 塗り方:ダマにならないよう、ロングタイプのマスカラをスッと抜くように塗ります。下まつ毛にも軽く塗ることでフレーム感を出し、引き締まった目元を演出します。
アイメイクとアイブロウ(眉)とのバランスを考える

アイメイクを整えたら、眉もアップデートして、上品な目元の印象を作りましょう。
- 眉山を作りすぎない:角度のついた細眉はキツイ印象になりがちです。なだらかなアーチ眉や平行眉で自然な印象作りを意識しましょう。
- 眉頭は薄く、眉尻は肌に溶け込むように:眉頭を濃く描きすぎると不自然に強い印象になります。スクリューブラシで自然にぼかすことが大切です。
- カラーは髪色よりやや明るめ:ピンクブラウンやニュアンスレッドのパウダーやアイブロウマスカラを仕込むと、目元全体に垢抜けた透明感が生まれます。
まとめ:40代の目元は「品のある抜け感」で輝く
40代の目元メイクのポイントをもう一度おさらいしましょう。
- アイシャドウベースでアイメイクの土台を整える
- アイシャドウは大粒ラメは避け、繊細なパールと血色感カラーを選ぶ
- アイラインとマスカラは強すぎる黒を避け、ダークブラウン系やナチュラルブラックで自然なフレーム感を作る
- 眉はピンクブラウンやニュアンスレッドのアイブロウパウダーを仕込んで抜け感を演出する
アイメイク用品は1つ購入すると長持ちするため、アップデートするのは時間と費用だけでなく手間もかかることかもしれません。しかし、40代の自分の魅力を引き出すアイメイクをすることで、毎日のメイクタイムがより楽しくなり、気分もワクワクします。ぜひ明日からのアイメイクに取り入れてみてください。
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