七五三の時期が近づくと、「兄弟姉妹で一緒に七五三のお祝いができたらいいのに」と思っているママも少なくないのではないでしょうか?
3歳差兄弟姉妹の七五三を一緒にお祝いすれば、費用を1回に抑えられるなどのメリットがあります。
そこで今回は、我が家の3歳差兄弟の体験談を元に、兄6歳・妹3歳で七五三を一緒にお祝いしたことで分かったメリット・デメリットをご紹介します。
3歳差兄妹で七五三を一緒に祝うか悩んだ理由
我が家には早生まれ(1月)の兄と10月生まれの妹がいます。古くから男の子は5歳、女の子は3歳で七五三のお祝いをする習慣がありますよね。我が家は兄が早生まれということもあり、七五三を兄弟一緒にお祝いするか、それぞれお祝いをするかを悩みました。
悩んだ末、我が家は兄が5歳11ヶ月、妹が3歳1ヶ月の時に、一緒に七五三のお祝いをしました。
なぜなら、1回の七五三のお祝いに、写真撮影費用と家族全員のお祝いの食事費用を合計すると10万円近くかかるからです。2年連続でお祝いしたら、20万円近く七五三の費用がかかることになります。さらに、祖父母が遠方に住んでいるため、移動の交通費やスケジュールの調整も大変です。
また、兄妹のどちら1人だけ着物を着るのでは、兄の場合「僕は着物なんて着たくない」、妹の場合「お兄ちゃんだけ着物着てズルい!私も着たい」といった状況になることが予想できたことも理由にあげられます。
我が家の場合、七五三を兄妹で一緒にできたことで、2人共楽しそうに記念写真の撮影ができ、2人共主役で家族にお祝いされ、無事に楽しく七五三のお祝いができました。
楽しく七五三のお祝いをするためには、七五三にかかる費用やスケジュール調整の負担を減らすことも大切です。家族みんなが笑顔になれる、ご家庭ごとの七五三のプランを考えるのも良いですね。
3歳差の七五三は一緒にお祝いで費用を抑えて段取りを楽に
七五三のお祝いは、写真撮影費用やお祝いの食事代金、祖父母と一緒にお祝いする場合は移動時の交通費など高額な費用がかかります。兄弟が増えて、七五三のお祝いをする回数が増えるごとに、費用も増えます。できれば、兄弟姉妹で一緒に七五三のお祝いをして、費用を抑えつつ楽しくお祝いをしたいもの。
そこで、我が家の6歳兄と3歳妹で一緒に七五三のお祝いをした時の体験談を基に、費用を抑えるコツや同時にお祝いするメリットをご紹介します。
- 記念撮影費用が1回分に
- お祝いの食事代金が1回分ですむ
- 移動の交通費や往復にかける時間1回分ですむ
- 仕事や祖父母とのスケジュール調整が1度ですむ
- 兄弟姉妹それぞれが主役になれる
1.記念撮影費用が1回分に
七五三の記念撮影費用は、基本撮影費用・カット数に応じた撮影費用、データ代、アルバム代などを含めると数万円かかるため、1人分でも高額出費です。兄弟姉妹で別々の年に撮影をした場合は、かなりの出費になりますよね。
我が家はスタジオアリスで撮影しましがた1回の撮影でも6万円を超えました。もっと七五三の撮影費用を抑えられる撮影スタジオもあると思いますが、2人分の衣装を借りてヘアメイクに着付けもしてもらうとなれば数万円はするでしょう。
2人同時に撮影できれば費用が1回分ですむので、数万円の七五三の撮影費用の削減ができます。
2.お祝いの食事代金が1回分ですむ
祖父母と一緒に七五三のお祝いをするご家庭もあると思います。お祝いの食事となれば、1人3千円以上はするのではないでしょうか。食事代に加え、お酒などの飲み物代も加えて、両家の祖父母と家族分支払うとなれば、お祝いの食事代は数万円におよびます。
七五三を兄弟一緒にお祝いして食事代も1回分ですませ、浮いた費用でデザートやお祝いのケーキを頼むのも良いですね。
3.移動の交通費や往復にかける時間1回分ですむ
祖父母と一緒に七五三のお祝いをするご家庭もあると思います。実家が遠方の場合、移動にかかる交通費を考える必要がありますよね。
七五三を兄弟一緒にお祝いすれば実家に移動する往復の交通費や時間が1回ですみ、費用と時間にも余裕ができてゆったりとした気分で七五三のお祝いができます。
4.仕事や祖父母とのスケジュール調整が1度ですむ
パパやママが仕事をし、祖父母も仕事をしているとなると全員のスケジュールを調整して合わせるのは大変です。
1度で七五三がすめば1回のスケジュール調整ですむので仕事への影響が少なくすみ、休みも取りやすいでしょう。
5.兄弟姉妹それぞれが主役になれる
兄弟姉妹が別々に七五三をすると、どちらかは着物を着れませんよね。七五三を祝う年齢ではないお子さんの性格によっては「自分も着物を着たい」「自分もお祝いされたい」とグズってしまうこともあります。兄弟姉妹で同時に七五三をお祝いすれば、2人共着物を着れてお祝いされるため、心おきなく兄弟が一緒に七五三を楽しむことができます。
3歳差兄弟が一緒に七五三を祝うデメリット
3歳差兄弟が一緒に七五三のお祝いをすると費用を抑えられるなどメリットがある一方、2人同時にお祝いするならではのデメリットも知っておきましょう。筆者が3歳差兄妹の七五三を同時にやってみて苦戦したポイントをお伝えします。
- 子ども2人の体調を万全に整えるのに一苦労
- 2人分の衣装合わせをするため集中できない
- どちらか1人のお子さんの七五三の時期がずれる
子ども2人の体調を万全に整えるのに一苦労
七五三のお祝いは、体調が万全な時にしたいですよね。お子さん2人が七五三の主役となると、季節の変わり目で体調管理が難しい11月に風邪などの病気にかからないよう、前もって体調管理するのに一苦労です。
我が家の場合も七五三のお祝い日の2週間前頃から、人がいっぱい集まる場所に行かない、手洗いうがいをする、早く寝るといった体調管理をしてなんとか、2人とも病気にかからずに七五三のお祝いの日を迎えることができました。
もし秋に撮影する場合にお子さんの体調が心配なら、夏の体調の良い日に記念撮影だけすませておくなどをしておくと、体調管理のプレッシャーが軽減されます。
2人分の衣装合わせをするため集中できない
我が子を連れて七五三の衣装合わせに行くと、どちらか1人の衣装を確認している間にもう1人のお子さんが飽きてしまう場合があります。また、パパとママとで分かれてお子さんの衣装合わせをそれぞれすると、1人のお子さんの衣装を一緒に選ぶことができない場合があります。
筆者は3歳の妹の衣装合わせをして6歳の兄の衣装合わせはパパに任せましたが、息子がどんな気持ちで衣装を決めたのかその場を見ることができず、ちょっぴり寂しい気持ちになりました。
どちらか1人のお子さんの七五三の時期がずれる
3歳差兄弟姉妹は、どちらかのお祝い時期を1年ずらすことになります。下のお子さんに負担がかかってしまったり、上のお子さんが大きくなってしまったりなど、どちらか1人のお子さんの七五三の時期がずれてしまいます。
お腹が空いた、撮影に飽きた時に!千歳飴でご機嫌復活
千歳飴は、紅白の飴で長いのが特徴。お子さんの成長を祝う紅白カラーで、お子さんの長寿を祝うために長い飴を持つと縁起が良いというのが、千歳飴を七五三に持つ理由の1つです。
ただ七五三のシーズンであっても、千歳飴を近所のスーパーで販売しているのを見かける機会は少ないですよね。ネットで購入できるので、千歳飴を準備しておくとお祝いの気持ちが伝わるだけでなく、お子さんのご機嫌が斜めになってしまった時に役立ちます。
お腹空いた時、長時間の撮影に飽きた時など、めずしい千歳飴を舐めればご機嫌が復活するはず。
千歳飴は長くてすぐに食べ終わるサイズ感ではないため、食べ終わっていない千歳飴を保管するビニール袋なども用意しておくことをおすすめします。
3歳差兄弟の七五三を一緒に楽しく祝おう
3歳差兄弟姉妹の七五三を一緒にお祝いすることで、撮影費用やお祝いの食事代金が1回分ですむ、仕事や祖父母とのスケジュール調整がしやすいといったメリットがあります。
またお子さん2人が主役で七五三のお祝いができるため、楽しく記念撮影ができます。
一方で、七五三のお祝い当日に体調を崩さないように2人のお子さんの体調管理や同時に行う2人分の衣装合わせ、どちらかのお子さんの七五三の時期がずれてしまうといったデメリットを知っておく必要があるでしょう。
とはいえ、3歳差兄弟の七五三を一緒に行うことで費用の負担やスケジュール調整の負担を減らせてゆとりができるメリットは大きいです。
3歳差兄弟の七五三は一緒に行い、家族みんなで笑顔でお祝いしましょう。