夏の暑い日は、お子さんとの外出中や近所の公園に遊び中に行った時にベースメイクが崩れやすい時期です。子育て中はお化粧直しをしたくても、時間の確保はなかなか難しいと思ったことのあるママも多いのでは?
お出かけ前にしたメイクが崩れていなければ紫外線ダメージを気にせず遊べるので、ママも思いっきり楽しい気分で遊べるものです。反対に、汗や皮脂でベースメイクが崩れていると、どんよりとした気分になってしまうかもしれません。
そこで今回は、夏の滝汗にも負けない落ちにくいメイク方法を徹底解説します!
夏にベースメイクが崩れる原因は?
夏の汗でベースメイクが崩れると見た目の化粧崩れが気になるだけでなく、冷房による乾燥や紫外線ダメージを受けやすくなります。
お化粧持ちをアップさせる為に、先ずはベースメイクが崩れてしまう原因から確認しましょう。
夏にメイクが崩れてしまう原因は以下となります。
- 朝のスキンケアがお肌になじまないままベースメイクをした
- ベースメイクの料が量が多すぎた!ヨレないつけ方
- 摩擦、汗・皮脂の分泌量が多い
- 肌質や季節に合わないベースメイクを使用する
夏の化粧崩れを防ぐには、お化粧崩れの原因を知り、肌質あったベースメイクをすることが大切です。
1つずつ、次の章から原因と対策を詳しく解説していきますので、ご覧ください。
朝のスキンケアがお肌になじまないままベースメイクをした
スキンケアがきちんとお肌になじんでいないと、ベースメイクが浮いてしまいお肌にフィットしにくい状となるため、ベースメイクの崩れの原因となります。
スキンケアをなじませるコツをご紹介します。
子育て中のママは毎朝、支度する時はバタバタを慌ただしいと思いますが、後少しベースメイクをなじませればお化粧持ちがアップするので、いつもよりちょっぴりスキンケアをなじませる時間を多めにとれると良いですね。
- スチーマーを使うとベースメイクのノリがUP
- 化粧水はコットンでつけるとなじみやすい
- 汗に負けない!乳液・クリームのつけ方
スチーマーを使うとベースメイクのノリがUP
スチーマーをつけると、お肌が保湿されて柔軟になるのでスキンケアの浸透力が良くなります。ひと手間かかり大変かもしれませんが、ベースメイクの持ちがアップするだけでなく、スキンケア効果も実感しやすくなるのでオススメです。
化粧水はコットンでつけるとなじみやすい
化粧水は手でつけるよりも、コットンでつけた方が速く・良く・むらなくなじみます。
コットンは他にも不要な角質を軽く除去してくれる役割があります。
さらに毎日化粧水をコットンでつける習慣があるとお肌の不要な角質がオフできることで、スキンケアの浸透が良くなり、結果としてお化粧ノリが良くなってベースメイクの持ちが良い肌状態になることが期待できます。
化粧水を浸透させる元美容部員の小技を伝授
精製水をコットン全体につけ、その上に化粧水をつけて、コットンをスチーマーで温めてからお肌に化粧水をつけるとお肌なじみがぐんっと良くなる感じがします。
温かくしたコットンはお肌にのせると温かく気持ちよくて、お肌が柔らかくなってお化粧ノリが良くなる効果も期待出来ます。
真夏で汗が出てしまう季節は、冷やした精製水をコットン全体につけ、その上に化粧水をつけてお肌にのせるとヒンヤリして気持ちが良いですよ。
冷たい水を浸けたコットンは、毛穴をキュッと引き締めてお化粧持ちアップにも繋がります。
お顔に化粧水をなじませ終えたら、同じコットンを使用し、首にも化粧水をなじませて首元のスキンケアもしましょう。
首にも潤いを与える事で、光が反射しやすくなりお肌色が明るく見えるレフ版効果も。
汗に負けない!乳液・クリームのつけ方
乳液・クリームは額、両頬、鼻先、鼻下、顎先に適量を置きます。
指先に残った乳液・クリームは、手になじませてから首になじませます。
額、頬はクルクルと回しながら周りに広げ、広がったらこめかみへ向かって老廃物を流すように伸ばしながらつけます。
目周りは、額と両頬に乳液・クリームをつけるのと同時に優しくなじませましょう。
鼻先、鼻下にも忘れずにしっかり乳液・クリームをなじませましょう。
スキンケアがしっかりなじんでいないと、皮脂腺が多いパーツなので、お化粧崩れの原因になります。
顎先はクルクルと回しながら周りに乳液・クリームを広げ、広がったら両手の人差し指と中指を使いフェースラインを挟み、顎先から左右耳下まで引き上げながらつけます。
スキンケアの水分と油分が無くなったような感じがしたら、上手くなじんでいます。
ベースメイクの料が量が多すぎた!ヨレないつけ方
ベースメイクの量が多いと、フィットできなかったベースメイクが浮きやすく汗や皮脂で崩れる原因となります。顔のパーツごとに皮脂や汗のでる量が違うため特性に合ったつけ方をすることで、夏の化粧崩れを防ぐことが期待できます。パーツごとのベースメイクのつけ方を確認しましょう。
- 化粧下地、クリームファンデーション、リキッドファンデーションのつけ方
- お粉(ルースパウダー)のつけ方
- パウダーファンデーションのつけ方
化粧下地、クリームファンデーション、リキッドファンデーションのつけ方
商品パッケージに記載されている量を手に取ります。クリームタイプは顔全体でパール粒1個、リキッドファンデーションタイプは1円硬貨大が目安の量です。
①適量を手に取ったら額、両頬、鼻先、鼻下、顎先の5点置きをします。
頬はカバーしたい部分でテカリにくい部分なので、全体の3分の2よりやや少なめにつけるのがポイントです。
額は皮脂や汗が出やすい部分なので3分の1より少なめにつけます。
残った量を鼻先、鼻下、顎先につけます。
②ベースメイクを伸ばしてなじませる
額、頬、顎先はクルクルと回しながら周りに伸ばした後、内側から外側に向かって引き上げるようにつけましょう。
鼻周りは毛穴が多い部分なので、しっかりとなじませましょう。
小鼻周りのベースメークが崩れているとお化粧崩れしている印象になるので、小鼻周りも忘れずに。
さらに口角周りもベースメークが落ちていると実はお化粧崩れしている印象に。口角周りは軽くで大丈夫ですが忘れずにつけましょう。
お粉(ルースパウダー)のつけ方
お粉(ルースパウダー)はクリームファンデーションやリキッドファンデーションと併用する事で、ベースメイク崩れを防いでくれるので夏場は使用する事をおすすめします。
お粉(ルースパウダー)のつけ方
お粉(ルースパウダー)を取ったら手やティッシュで余分なお粉を軽く払い、その後パフを折りたたんで全体に馴染ませます。
瞼→Tゾーン→小鼻→鼻下→顎先→フェースラインの順で塗布します。
テカリやすい部分にはお粉を再度パフにつけ、テカリやすい額→Tゾーン→小鼻の順に2度つけます。
消える魔法の粉のようなスリーのノンカラー、ノンパールのアドバンスドエシリアルスムースオペレータールースパウダー01。
ベースメイクの仕上げや日焼け止めの上につけると、お肌がサラサラに!お粉をつけなかったかのように、パウダー感が少なく、透明感をアップしてくれますよ。
パウダーファンデーションのつけ方
お化粧崩れを防ぐには、化粧下地、クリームファンデーション、リキッドファンデーションと同様に塗る量に気をつけましょう。
色素悩みが多くカバーしたい頬はスポンジ2分の1程パウダーファンデーションを取り、内側から外側へ引き上げるようにつけましょう。
スポンジ2分の1程度、軽く取ったら内側から外側へ引き上げるようにつけましょう。
額は皮脂腺が多いパーツなので、つけすぎは皮脂による化粧崩れの元になります。スポンジに軽くファンデーションをとり、内側から髪の生え際に向かって引き上げるようにつけましょう。
鼻筋、鼻下、口周り、顎先もはスポンジに残ったパウダーファンデーションを軽くなじませる程度の量で大丈夫です。
小鼻周り、口角周りのような細かい部分はスポンジを折り曲げながら忘れずにつけましょう。
肌質や季節に合わないベースメイクが化粧崩れに繋がる理由
季節と肌質に合ったベースメーク料の使用することは、夏の汗や皮脂によるベースメイク崩れを防ぐ為に重要です。汗や皮脂の分泌量が増えているのに、油分が多くしっとりタイプのベースメイクを使い続けていると、油分が反発してベースメイクが崩れる原因に。季節に合わせてベースメイクを切り替えることが夏のベースを崩れないポイントとなります。
夏に負けないベースメイクの選び方のポイントを詳しくご紹介します。
- サラサラの感触を選ぶ
- 汗、皮脂に強いタイプを選ぶ
- 仕上げにルースパウダーを使う
サラサラの感触を選ぶ
夏場は1年の中で皮脂や汗の分泌量が増える時期なので、油分が軽めのサラッとした感触のベースメークを選ぶとベースメイクの崩れを防げます。
ただし、冷房の効いた室内に1日中いて乾燥が気になる方や夏場も乾燥が気になる場合は、しっとりタイプを選びましょう。
お肌は乾燥すると、お肌自身で乾燥を補おうと皮脂の分泌を始めます。すると、皮脂の分泌量が増えて、テカリや化粧崩れに繋がる場合があるためです。
汗、皮脂に強いタイプを選ぶ
夏にベースメイクが崩れると、紫外線ダメージや冷房の乾燥の影響を受けやすい肌状態となり、肌荒れに繋がる可能があります。お肌が荒れてしまうと、ベースメイクがお肌に密着しずらくなり、化粧ノリが悪くなったり、化粧崩れをしやすくなったりします。
汗、皮脂に強いタイプのベースメイクを選び、夏に起きやすい肌トラブルを予防しましょう。
仕上げにルースパウダーを使う
フェイスパウダーは余分な油分を吸着し、お肌をサラサラな状態にしてくれます。つまり、クリームファンデーションやリキッドファンデーションの油分を落ち着かせて、化粧崩れを予防してくれるのです。
透明感アップの効果も期待できるので、日焼けでお肌のトーンが落ち着きやすい時期に使いたいアイテムでもあります。
ポイントメイクが汗で落ちる!夏におすすめのつけ方をご紹介
チークのつけ方
ブラシにチークを取ったら、手の甲やティッシュで余分な粉を軽く払ってからつけます。
チークをつけ終えたら、パウダーファンデーションをブラシにとって手の甲やテッシュで払ってチーク周りとチークカラーに重なる位置に軽くつけましょう。色持ちアップが期待できますよ。
また、パウダーファンデーションをブラシで上から重ねる事で、チークの色味が肌になじんで見えるようになってナチュラルな印象に。
チークもつけすぎは、化粧崩れの原因になるので注意しましょう。
落ちないアイシャドーのつけ方
目周りはまばたきや表情を動かすことで、メイクが崩れやすい部分となります。アイシャドーがヨレないようにするためにも、スキンケアとベースメイクをよくなじませましょう。
アイシャドーの持ちを良くしたい場合は、クリームシャドーでベースでお肌にアイシャドーを密着させ、その上からパウダーシャドーをつける方法もおすすめです。
落ちないアイライナーのつけ方
アイライナーは、涙や汗・皮脂、スキンケアの残り、ベースメイクの油分でにじむことがあります。
スキンケアとベースメイクはよくなじませましょう。どうしても、にじんでしまう場合はウォータープルーフタイプが向いています。
また、ペンシルアイライナーをつけた後にリキットアイラーを重ねてつけると崩れが防げますよ。
落ちないアイブローのつけ方
眉毛は毛穴が多いパーツなので実はお化粧崩れしやすいです。
スキンケア、ベースメークがなじんでいることを確認してからつけましょう。
スキンケア、ベースメークの油分が気になる方はお粉類で軽く押さえてから描きましょう。
パウダータイプのアイブロウをブラシに取り、眉を2~3度なでるようにつけて、皮脂を抑えるのもおすすめです。
落ちないリップのつけ方
リップの色持ちを良くする為には、唇が乾燥していない事が大切です。日頃から保湿ケアを心がけましょう。
リップ色持ちを良くするにはリップライナーと口紅の併用がおすすめです。
リップライナーの方が口紅より崩れにくいので、食事後でも残りやすいためです。
リップライナーをはっきり描きすぎてしまうと、アウトラインだけくっきりと残ってしまうので、リップライナーをつけたら指先やリップブラシでぼかづと自然に仕上がります。
リップラインを口紅の下地として塗るのも色持ちがアップしますよ。
食事やマスクで口紅が取れても、リップラインがほんのり残るので、血色感が保てます。
まとめ:なじませ方次第で夏のベースメイク崩れは防げる
子育て中は、なかなかメイクに時間をかけられないと思います。
今よりちょっぴり、スキンケアとベースメイクをなじませる時間を確保することで、夏の汗による化粧崩れに差が出ます。
ウォータープルーフタイプの下地を使用したり、サラサラとした感触のベースメイクに切り替えたり、ルースパウダーを仕上げにつけて余分なベースメイクや皮脂を吸着することでも、夏のベースメイク崩れは防げます。
汗皮脂に強いベースメイクに仕上がれば、ポイントメイクの持ちも良くなるものです。
今回ご紹介した内容を参考に、夏の滝汗に負けないベースメイクを目指してくださいね。