植物の力で肌をうるおし、すこやかに整えるオーガニック化粧水。 「肌にやさしい」というイメージはもちろん、日本の風土で育った国産原料を使ったものは、日本人の肌質や環境に馴染みやすいとも言われています。
40代の肌は、高機能なスキンケアも頼もしいですが、一方で「肌自らが美しくなろうとする力」を呼び覚ますお手入れも意識して取り入れたいです。
今回は、元百貨店BAであり、オーガニックコスメ販売員として1,000人以上の肌を見つめてきた筆者が、40代の肌にこそ届けたいオーガニック化粧水の魅力と、農学士の視点からもおすすめしたいオーガニック化粧水をご紹介します。
オーガニック化粧水の定義。リアルオーガニック化粧水との違い

オーガニック化粧水とは?
日本ではオーガニックコスメに関する認証機関がありません。そのため、オーガニック成分が1%でも配合されていれば、オーガニックコスメと言われます。
つまり、オーガニック成分が配合されていれば、化学合成成分が入っていてもオーガニック化粧水とうたって販売されています。
また、購入する側も「オーガニック成分が配合されていればオーガニック化粧水である」と思って購入することがあります。
リアルオーガニック化粧水とは?
化学由来成分を出来る限り使わず、植物本来の生命力を引き出した化粧水を、リアルオーガニック化粧水と言います。
植物エキスを単なる美容成分ととらえず、過酷な自然界で生き抜くための「フィトケミカル」の宝庫です。この植物由来成分が、40代の滞りがちな肌に元気を与えてくれます。
オーガニック化粧水の注意点
オーガニック化粧水には注意点もあります。それは、配合されている植物に対してアレルギーがある場合、アレルギー反応で肌トラブルを起こしてしまう可能性があることです。
肌に合わない成分がある方は、テスターを試す、成分表示を確認するなど、使う前に肌に合うか試してから購入すると良いでしょう。
植物由来アルコールは肌にやさしい?
オーガニック化粧水は、敏感肌に優しいと言われることがあります。筆者がオーガニックコスメの店舗で美容部員をしていた時にもオーガニック化粧水は肌にやさしいと学びました。ではなぜオーガニック化粧水が肌にやさしいと言われるのか?その理由を解説していきます。
- 一般的な化粧水に配合されているエタノールの役割
エタノールが多く入っているコスメは肌に合わないという方もいますよね。
一般的にエタノールは、収れん化粧水などお肌に清涼感を与えて肌をさっぱりと引き締めるような化粧水に配合されいます。まだ、製造の過程では化粧水に配合する成分を溶かす時、殺菌作用を利用して防腐剤として使うことがあります。
化粧水をつけた時のヒンヤリとした爽快感や肌を清潔に保つ役割があるため、夏場や梅雨の時期は心地よく使えるとエタノールが配合されている化粧水を好んで使う方もいます。
その一方で、乾燥肌や敏感肌の方にとっては刺激になる可能性もあります。エタノールが肌にとって悪いということではありませんが、元々の肌質や敏感肌に傾いている時は、エタノールの刺激を避けた方が肌にとって良い場合があります。
- オーガニック化粧水に入っている植物由来のエタノールの役割
オーガニック化粧水は、植物由来のエタノールが使用されている商品があります。植物由来のアルコールは、防腐剤代わりに配合されていることもあります。
人によっては一般的なエタノールは肌に合わないけれど、植物由来のアルコールなら肌トラブルなく使える場合があるのです。
ただし、植物由来のエタコールは肌にやさしいというイメージがあるかもしれませんが、アルコールが肌に合わないという方はたとえ植物由来のエタノールであっても、肌に合わない場合があるので注意が必要です。
【比較表】一般的なエタノール vs 植物由来のエタノール
| 比較項目 | 一般的なエタノール | 植物由来のエタノール |
| 主な原料 | 合成エタノール(石油系)など | サトウキビ、トウモロコシなどの植物 |
| 主な配合目的 | 清涼感、殺菌、収れん(引き締め) | 植物エキスの抽出、防腐、品質安定 |
| 肌への感触 | スッとする、清涼感がある | マイルドな使用感、アルコールの匂いや刺激が控えめ |
| ポイント | 揮発性が高く、肌の水分を一緒に奪いやすい | 植物のフィトケミカルを溶かし出す「溶媒」としも使われる |
| こんな人におすすめ | 脂性肌、夏や梅雨のジメジメ対策に | 乾燥肌・ゆらぎ肌、オーガニック志向 |
| 注意点 | 敏感肌には刺激や赤みの原因になることも | アルコールに敏感な方は、由来に関わらず注意が必要 |
元オーガニックコスメBAの経験上、石油系エタノールで肌が赤みが出た方でも、植物由来タイプなら心地よく使えたケースを見てきました。ただし、「植物由来のアルコールだから安心」と決めつけず、まずはテスターで確認するのが40代の賢いオーガニック化粧水の選び方です。
オーガニック化粧水に防腐剤は入ってる?

一般的な化粧水に配合されているパラベンは、防腐剤としての役割がある成分です。品質を長く保つために使われるので、パラベンが入っている化粧水を筆者も多くみかけます。品質が保たれるのは良い点ではあるものの、その分肌に負担がかかるのではないか?と疑問に思う方もいるでしょう。
実は敏感肌用の化粧水は、パラベンフリーといった表記をしていることが多々あります。パラベン自体は肌にとって刺激が低いとされている成分ですが、パラベンが肌に合わない方が使うと刺激となって肌トラブルを引き起こす方もいるのです。このことから、防腐剤は肌に負担がかかりそうというイメージついていると言えます。
ここで知っておきたい点は、パラベン不使用の化粧水だからといって防腐剤が入っていないわけではないことです。フェノキシエタノール、安息香酸Naといった表記は防腐剤を意味することがあります。
また、オーガニック化粧水の表記があっても、フェノキシエタノールや安息香酸Naなどが、品質を保つ為に防腐剤として配合されていることがあります。
防腐剤を肌につけたくないという場合は、植物エキス自体が持つ殺菌力が防腐剤代わりになっているオーガニック化粧水を選ぶようにしましょう。この場合、使用期限が短く作られていることが多いため、開封した日付けをオーガニック化粧水に記載しておくことをおすすめします。
国産オーガニック化粧水は日本人のお肌に合う?

国産のオーガニック化粧水は日本人のお肌に合うと言われることがあります。筆者がオーガニックコスメ店舗の美容部員をしていた時にもよく言われれいました。7年間オーガニックコスメに関わる仕事に携わり筆者がたどり着いた、国産オーガニックコスメは日本人の肌に合うと言われるその理由をご紹介します。
身土不二の考え方
オーガニック化粧水の中でも、日本の風土で育った植物を使って作られた国産オーガニック化粧水は、身土不二の考え方から、日本人の肌に合うとも言われています。
身土不二とは、「住んでいる土地の旬のものをいただくことが身体に良い」という考えのことです。国産オーガニック化粧水は、四季のある日本の気候(湿気や乾燥)に合わせてテクスチャーが設計されているため、日本で暮らす人の肌に心地使えます。
日本の気候に適したテクスチャー
日本には四季があり、梅雨と夏には汗や皮脂による肌のベタつきを感じたり、秋冬になると湿度の低下や暖房の影響で肌の乾燥を感じたり、春になると肌のゆらぎを感じる方がいますよね。
国産オーガニック化粧水は、日本の気候に合わせて心地よく感じるテクスチャーで作られているものがあります。
季節に合わせたテクスチャーのオーガニック化粧水を使うことで、快適に肌のお手入れができます。
40代におすすめ!オーガニック化粧水
アルジェラン バウンスグロウ オーガニック ローション エンリッチ


マツモトキヨシのプライベートブランドで、本格的なオーガニック処方であるARGELAN(アルジェラン)シリーズ。筆者はアルジェランのオーガニック化粧水を3本リピート購入しています。

とろっと浸透してベタつかない感触で、肌がみずみずしくうるおう感じが気に入っています。甘さがある中に、森林浴をしているようなスウィートシトラスの香りにお手入れをする度、癒されています。しっとりしたテクスチャーが好みだけれど、ベタベタするのが苦手という方におすすめです。
価格は1,870円(税込み)です。子育てにお金がかかる時期でも比較的手に取りやすい価格帯になっています。筆者は近所のココカラファインで購入しています。日常生活でよく行くお店で気軽に買える点も3本リピートした理由です。見かけたらテスターを手にとってみてくださいね。
オーガニック化粧水は使用期限に注意
オーガニックコスメには、使用期限があるのをご存知ですか?
オーガニックコスメの使用期限は一般的に製造から3年です。製品によっては使用期限がもっと短いです。
また、商品を一度開封すると使用期限は早まります。開封してから6ヶ月以内、3カ月以内、2カ月以内など、商品によって開封後の使用期限は異なります。
もしパッケージを見ても使用期限が分からない場合は、店員さんやメーカーの問い合わせ窓口に確認してみてください。購入する時も、できる限り使用期限の長い商品を選ぶことをおすすめします。
使用期限を過ぎると、配合されているオイルなどの酸化が進み、期待する効果を感じにくくなります。さらのに酸化したコスメを肌につけると、肌悩みの原因に繋がるので注意しましょう。
オーガニック化粧水でみずからが美しくなろうとする肌へ
子育てや家事、仕事に追われる40代は、自分のケアは後回しになってしまう日がありますよね。そんな時こそ「肌自らが美しくなろうとする力」を支えるオーガニック化粧水の出番です。植物の生命力を肌に注ぎ、40代の元気な肌を目指しましょう。
合わせて読みたい
- 化粧水を付ける前の40代のクレンジング記事はこちらをチェック➤1,500円以下の40代ママ向けプチプラクレンジング。元BA伝授の摩擦レス洗顔もご紹介!
- オーガニック化粧水の役割と選び方のポイントはこちらをチェック➤オーガニック化粧水の役割と化粧水選びのポイント
- オーガニックコスメの定義をチェック知りたい方はこちらをチェック➤オーガニックコスメとは?ナチュラルコスメやケミカルコスメとの違いを元オーガニックコスメ専門店の店長が解説!選び方、注意点も


