髪がパサついてまとまりにくいと感じることのある40代。お出かけ前のヘアセットやお風呂上りのヘアケアで、指通りがツルツルでなめらかなまとまり髪が目指せたらうれしいですよね。今回は、ドラッグストアでプチプラ価格で買える40代のパサつき髪をまとめてくれるアウトバスヘアトリートメントご紹介します。
また40代の髪がパサつく原因やアウトバスヘアトリートメントの選び方と付け方についても解説しているので、ヘアオイル初心者の方はチェックしてみてください。髪にピッタリなヘアオイルを見つけ、まとまり感のあるツヤ髪を目指しましょう。
40代頃に気になる髪のパサつきの原因
- 加齢による髪質の変化
- ホルモンバランスの乱れ
- 生活習慣の乱れ
- 紫外線によるダメージ
- 髪の状態にシャンプーが合っていない
- アウトバストリートメントを付けていない
- ドライヤーをかけていない
- 白髪染めを繰り返すことでダメージを受ける
加齢による髪質の変化
頭皮は30歳を過ぎたころから、個人差はあるものの加齢による老化を感じるようになります。具体的な加齢による髪の悩みは、髪の毛1本1本が細くなる、今まで気にならなかったのに髪の毛のうねりを感じる、白髪が生えはじめるなどです。
さらに皮脂の分泌量や汗の分泌量も減り頭皮が乾燥しやすくなります。加えて運動不足や冷えなどの影響で血行が悪くなることで頭皮の新陳代謝が悪くなり、パサつきを感じる髪の毛が生えやすくなります。
ホルモンバランスの乱れ
髪の成長を促進する女性ホルモンのひとつのエストロゲンの分泌量は、年齢を重ねると共に減少していくのが通常です。また妊娠中はエストロゲンの分泌量が増え、すこやかな髪の毛になったと感じる方もいますが、産後にエストロゲンの分泌量が元に戻ると、髪の毛が一気に少なくなったと感じる場合もあります。
このように加齢によるホルモンバランスの変化や産前産後のホルモンバランスの変化により、髪の毛の状態にも変化を感じるようになります。
生活習慣の乱れ
不摂生や運動不足などの生活習慣の乱れは髪の毛の状態に、悪影響を及ぼす原因のひとつです。栄養の偏った食事をすることですこやかな髪の毛に必要なタンパク質やビタミンなどの栄養が行き届かなくなりがちです。また運動不足が続くと血流が悪くなり、髪に必要な栄養が行き届きにくくなります。その結果、髪の毛のパサつきを感じツヤのない不健康な髪に見えてしまいます。
紫外線によるダメージ
肌は紫外線ケアをしているのに、髪の毛の紫外線ケアまでは十分にしていないかもという方も少なくないのではないでしょうか。紫外線に対して無防備な髪の毛のままでいると、髪の表面にあるキューティクルがダメージを受け、ツヤがなくパサつきを感じる髪の毛になってしまう可能性があります。40代を過ぎてからもうるおってまとまり感のある髪の毛を目指すなら、髪の毛の紫外線も肌同様に忘れないようにしましょう。
髪の状態にシャンプーが合っていない
年齢を重ねると、血行が悪くなり頭皮の新陳代謝も悪くなってきます。すると、すこやかな髪が生えにくい、乾燥を補うために皮脂が過剰分泌が気になるなどの頭皮や髪の毛の悩みが気になります。
とはいえ、頭皮をゴシゴシと擦るようにマッサージしたり、洗浄力の強い成分で気になる皮脂を洗い流したりするのも頭皮や髪のトラブルを悪化させる原因になりかねません。
頭皮環境や髪質にあった洗浄成分やトリートメント成分の入っているシャンプーを選ぶことで、うるおいのある美髪を作るヘアケアのコツです。
アウトバストリートメントを付けていない
アウトバストリートメントには大きく分けると2種類あります。1つ目はドライアーの前に付けてドライアーの熱ダメージから髪の毛を守ってうるおいを与えるタイプです。2つ目は乾いた髪の毛に付けるタイプで乾燥や紫外線、タオルドライや寝ている時の摩擦などから髪を守ったり、うるおい補給をしたりします。その結果髪の毛にまとまり感が出でツヤを感じるようになります。
アウトバストリートメントには、ウォータータイプ、ミルクタイプ、オイルタイプがあり、髪質や仕上がりのイメージ、付けるタイミングに合わせて選ぶことが、パサつきの気にならないツヤ髪を作るポイントです。
ドライヤーをかけていない
髪の毛の表面にあるキューティクルは、お湯に濡れるとやわらかくなる性質があります。シャンプー後に髪の毛を乾かさないままでいると、タオルドライや寝ている時の摩擦でキューティクルが剥がれ落ち、うるおいが逃げてパサつきを感じやすい髪の毛になる可能性があります。そのためお風呂上りやシャンプー後は、ドライヤーを使って髪を乾かしてあげましょう。
また髪のキューティクルは、ドライヤーで熱を加えて乾かした後に冷風で髪の毛を冷やすと、引き締まります。キューティクルがキュッと引き締まると、髪の毛のうるおいをキープできる、なめらかでツヤのある髪の毛に近づくといったメリットがあります。
白髪染めを繰り返すことでダメージを受ける
40代を過ぎると、20代や30代では気にならなかった白髪が気になる方が増えるようになるのが一般的です。そして白髪の本数が増えると、白髪染めやカラーリングをする頻度が増えます。白髪染めをすれば白髪をカバーすることはできますが、白髪になった毛髪に、黒や茶色の色をしっかりと入れる白髪染めは髪に負担がかかります。何度も白髪染めを繰り返すことで髪にストレスを与え、パサつきやツヤ不足など、見た目にも分かる毛髪ダメージに繋がってしまう点は注意が必要です。
アウトバスヘアトリートメントの種類と選び方
アウトバスヘアトリートメントは、大きく分けて4種類のタイプがあります。髪質や求める仕上がりに合わせて選ぶことができます。髪質や髪の状態は人それぞれのため、4種類のアウトバスヘアトリートメントの特徴を知り、40代の自分の髪の毛の状態にピッタリなアウトバスヘアトリートメントを選びましょう。
- 軽くてサラサラの仕上がり!ヘアミスト・ウォータートリートメント
- 髪の補修やうるおい補給にはヘアミルク
- 油分たっぷりでしっとり濡れ髪を作るヘアオイル
- 好みの香りで選ぼう
軽くてサラサラの仕上がり!ヘアミスト・ウォータートリートメント
ヘアミストは、サラサラの仕上がりが特徴です。手を汚さずに均一にヘアミストを広げられるため、お風呂上りや朝のバタバタしている時間でも、手軽にうるおい成分やダメージ補修成分などを髪に届けられます。
そしてウォータートリートメントには、容器から一度手に取った後、髪になじませるタイプがあります。ウォータートリートメントなら、髪の根元から先端のすみずみまで成分を届けることができます。
ヘアミスト・ウォータートリートメントは、やわらかい髪質の方、軽い仕上がりにしたい方、ドライヤーの熱のダメージから髪の毛を守りたい方におすすめです。
軽い付け心地が特徴のため、ヘアオイルと併用してよりうるツヤの髪を目指す使い方も良いでしょう。
髪の補修やうるおい補給にはヘアミルク
ヘアミルクは、ヘアオイルよりも水分が多く油分が少ないのが特徴です。保湿成分などで毛髪を補修し、ヘアカラーや紫外線などによってダメージを受けててパサついている髪の毛にうるおいを届け、まとまり感のあるツヤ髪に導きます。
オイルやクリームよりも軽い付け心地のため、髪の毛を重たい仕上がりに見せずに軽やかにしっとりと仕上げたい、ダメージヘアの方におすすめです。
油分たっぷりでしっとり濡れ髪を作るヘアオイル
ヘアオイルは油分を多く含み、ずっしりと重みのある濡れ髪を作れます。ツバキオイルやホホバオイル、アルガンオイルなどの植物本来が持つ力やテクスチャーによって、仕上がりに違いがあるため、自分の髪の毛の状態に合ったヘアオイルの原料を選ぶと良いでしょう。
髪の毛のパサつきやダメージで広がった髪をまとめ、塗れたような重ためのツヤ髪を作りたい方におすすめです。
好みの香りで選ぼう
アウトバスヘアトリートメントは、香りを楽しめるのも魅力のひとつです。華やいだ気分を演出したい場合はフローラル系の香り、リフレッシュしたい場合は柑橘系の香り、落ち着いた気分に浸りたい時はアロマ系の香りを選ぶと良いでしょう。
自分の好きな香りならアウトバスヘアトリートメントを付けるのが楽しみになり、ヘアケアを継続しやすくなります。髪質や求める仕上がりに合ったアウトバスヘアトリートメントと合わせて、自分好みの香りかどうかもチェックしてみてください。
アウトバスヘアケアを付けるタイミングと付け方のコツ
- ドライヤーの前に!ヘアケアアイテムで熱から髪の毛を保護
- 寝る前と朝にも。髪に合うアウトバスヘアトリートメントでうるおい補給
ドライヤーの前に!ヘアケアアイテムで熱から髪の毛を保護
ドライヤーの前にヘアミストウォータートリートメントなどを付けると、ドライヤーの熱や髪を乾かす時の摩擦から守ってくれます。さらにヘアケアアイテムに配合されている保湿成分が髪にうるおいを与えて指通りなめらかなサラつや髪に仕上げてくれます。
ドライヤーの熱のダメージが気になる方や、毎日ドライヤーで髪を乾かした後、ヘアミルクやヘアオイルをつけているのに、髪のパサつきが気になる方に取り入れてみてほしいヘアケアアイテムです。
寝る前と朝にも。髪に合うアウトバスヘアトリートメントでうるおい補給
髪がパサついてまとまらない方は、寝る前と朝にもアウトバスヘアトリートメントを付けて髪の毛の補修とうるおい補給することで、パサつきの気にならないまとまり髪を目指せます。
寝る前にヘアミルクやヘアオイルを付けることで寝ている間の乾燥や摩擦によるダメージから髪を守り翌朝、しっとりとしたまとまり髪を目指せます。
また朝起きて髪の毛をそのままブラッシングをする方も少なくないはずです。寝ている間に乾燥した髪の毛が、ブラッシング時の摩擦によってダメージを受けてしまいます。ダメージを受けないよう朝、ブラッシングをする前にヘアミルクやヘアオイルで髪の毛にうるおいを与えてあげましょう。またコテやヘアアイロンを使う前も熱による髪のダメージから守るために、アウトバスヘアトリートメントを付けてあげましょう。
またワックスの仕上げにヘアオイルをプラスしてツヤを出したり、近所へのおでかけならヘアオイルなどだけでスタイリングする使い方もあります。
40代の髪に◎ドラッグストアのプチプラ アウトバストリートメント
アウトバスヘアトリートメントでのヘアケアは毎日のこととなるため、手軽に購入できたらうれしいですよね。そこで、ドラッグストアでプチプラ価格で購入できるアイテムを、実際に使ってみた体験談を元に厳選してご紹介します。
- エッセンシャルプレミアム ウォータートリートメント
- ツバキオイル集中美容液
- ディアボーテ トリートメントリペアミルク
エッセンシャルプレミアム ウォータートリートメント
花王から発売されているエッセンシャル ウォータートリートメント ナチュラルモイストは、髪に適量をなじませてからドライヤーをかける、アウトバスタイプのウォータートリートメントです。パサついて広がる髪の毛に美髪オイルと加水分解コラーゲン・ハチミツなどの保湿成分を贅沢に配合することで、自然なまとまり髪をキープします。他にも速乾効果あがあり、ドライヤーをかける時間を短縮でき、髪をドライヤーの熱によるダメージから守ってくれるのもポイントです。
ガーデニアとジャスミンなどをミドルノートとしたフローラルリュクスの香りは、華やかでヘアケアの時間を楽しみにしてくれます。
髪質や求める仕上がりに合わせて2種類から選べるのも魅力です。ヘアカラーなどで傷んで絡みやすい髪の毛にはEXスムースを、広がりやパサつきが気になる髪の毛にはナチュラルモイストがおすすめです。
ツバキオイル集中美容液
黒バラ本舗のツバキオイル集中補修美容液は、オレイン酸をたっぷり含む生の椿油が配合されているのが特徴です。椿油が毛先までうるおいを集中補給し、やわらかなまとまり髪に導いてくれます。また紫外線(UV-B)から髪を守る力もあるため、出かける前に髪にうるおい補給と紫外線のダメージ対策をすることで、紫外線に負けない髪へ導いてくれます。
オイルですがベタつきが少なく、指通りなめらかなでサラサラとした使用感も使いやすいのもうれしい。
ディアボーテ トリートメントリペアミルク
クラシエから発売されているのが、ディアボーテ トリートメントリペアミルクです。独自成分である高濃度*1プレミアムヒマワリオイルEX*2が髪の毛のダメージ補修と保湿をし、うるおいのあるしなやかな髪に導いてくれます。濃厚な保湿ミルクが髪にスーッと浸透する付け心地の良さも魅力です。
この他にも、ドライヤーの熱から守るヒートプロテクト、紫外線から髪を守るUVカット、静電気による髪の広がりを防ぐといった特徴があります。
気になる香りは温かみとさわやかさを備えたエレガントフローラルの香りです。毎日のヘアケアを楽しみながらできる香りになっていますよ。
*1:HM RコンディショナーA比
*2:オーガニックヒマワリオイル、ヒマワリ種子エキス、ヒマワリ花エキス
まとめ
40代のパサつき髪を抑え、うるおいとまとまり感のある髪へ導くアウトバスヘアトリートメントをご紹介しました。
40代になると起こりやすい髪の悩みの原因を知り、髪の状態や使うタイミングに合ったタイプの製品を選ぶことで、うるおいを感じる髪の毛を目指せます。
今回ご紹介した内容を参考に、手軽に付けられるヘアオイルでしっとりサラサラで品のある髪の毛を目指しましょう。