小さな子どもがいると、なかなかお化粧直しをする時間が取れませんよね。
メークが綺麗に出来ると、自然に心も楽しい気分になるものです。反対に、メークが上手くいかないと、どんよりとした気分にもなりやすいものです。
私は、以前6年間程、美容部員として百貨店に勤務し、お客様にメークをしていた経験があります。この時に、培った、落ちにくいメーク方法をご紹介します。

ベースメークで綺麗にカバーしたはずなのにすぐに落ちた、アイライナーがヨレてパンダ目になっていた、眉毛が無くなっていた、食後口紅が取れて血色感が悪くなった等、お出かけ先で鏡を見て、1度はビックリした経験があるのではないでしょうか。今回は、お化粧持ちをアップさせるメーク方法をご紹介します。
メークが落ちる原因は?
お化粧持ちをアップさせる為には、先ずメークが崩れてしまう原因を確認していきましょう。
メークが崩れてしまう原因の多くは以下にあります。
☑スキンケアがお肌になじんでいない
☑メーキャップ料の量が多すぎた
☑摩擦、汗・皮脂の分泌量が多い
☑お肌質に合わないメーキャップ料を使用している
これらが主な原因です。
お化粧崩れを防ぐには、お化粧崩れの原因を知り、お肌質・パーツごとの特性にあったメークすることが大切です。
メーク崩れ防止にはスキンケアを丁寧になじませよう!
スキンケアがなじんでいないと、
ベースメークがお肌にフィットせず、お化粧崩れの原因になります。
毎朝、支度する時は慌ただしいと思いますが、少しの手間でお化粧持ちがアップするので、時間を作るようにしましょう。
スチーマーを使う
スチーマーをつけると、お肌が保湿されて柔軟になるのであると便利です。
お肌が柔軟になっていると、化粧品の浸透が良くなりますよ。
化粧水はコットンでつける
手でつけるよりも、コットンでつけた方が化粧水は速く・良くなじみます。
コットンは他にも不要な角質を軽く除去してくれる役割があります。
化粧水をコットンでつける習慣があると、お肌の不要な角質が落ちることで、スキンケアの浸透が良くなり、その結果としてお化粧ノリが良くなり、お化粧持ちアップ効果も期待出来ます。
プロの技を伝授
精製水をコットン全体につけ、その上に化粧水をつけます。そのコットンをスチーマーで温めてからお肌に化粧水をつけるとお肌なじみが良くなります。
温かくしたコットンは、お肌にのせると温かく気持ちよくて、お肌が柔らかくなり、お化粧ノリが良くなる効果も期待出来ます。
真夏で汗が出てしまう季節は、冷やした精製水をコットン全体につけ、その上に化粧水をつけてお肌にのせるとヒンヤリして気持ちが良いですよ。
毛穴もキュッと引き締まるので、お化粧持ちアップにも繋がります。
お顔に化粧水をなじませ終えたら、同じコットンを使用し、首にも化粧水をなじませましょう。
首にも潤いを与える事で、お肌色が明るく見える効果も。
乳液・クリームのつけ方
乳液・クリームは額、両頬、鼻先、鼻下、顎先に適量を置きます。
指先に残った乳液・クリームは、手になじませてから首になじませます。
額、頬はクルクルと回しながら周りに広げ、広がったらこめかみへ向かって老廃物を流すように伸ばしながらつけます。
目周りは、額と両頬に乳液・クリームをつけるのと同時に優しくなじませましょう。
鼻先、鼻下にもしっかり乳液・クリームをなじませましょう。
なじんでいないと、皮脂腺が多いパーツなので、お化粧崩れの原因になります。
顎先はクルクルと回しながら周りに乳液・クリームを広げ、広がったら両手の人差し指と中指を使いフェースラインを挟み、顎先から左右耳下まで引き上げながらつけます。
スキンケアの水分と油分が無くなったような感じがしたら、上手くなじんでいます。
ベースメークも馴染ませ肌にフィットさせよう
ベースメークはパーツごとに特性が違うので、特性に合ったつけ方をしましょう。
化粧下地・クリームファンデーション・リキッドファンデーションのつけ方
額、頬、鼻先、鼻下、顎先に置きます。
頬はカバーしたい部分なので、多めにつけます。
額、鼻先、鼻下、顎先は少なめにつけます。
ベースメーク料は適量を取り、頬へは全体の3分の2の量を。
額、鼻先、鼻下、顎先へは残りの3分の1の量の使用が、お化粧崩れしないベストな配分量です。
額、頬、顎先はクルクルと回しながら周りに伸ばした後、内側から外側に向かって引き上げるようにつけましょう。
鼻周りは毛穴が多い部分なので、しっかりとなじませましょう。
小鼻のベースメークが崩れているとお化粧崩れしている印象になるので、小鼻周りも忘れずに。
口角周りもベースメークが落ちているとお化粧崩れしている印象になるので、口角周りのつけ忘れにも注意しましょう。
季節と肌質に合ったベースメーク料の使用は、お化粧崩れを防ぐ為に重要です。
夏場や脂性肌の方は油分が少なめのサラッとした感触のベースメークを。
冬場や乾燥肌の方は油分が多めのしっとりしたベースメークを使用するようにしましょう。
※オーガニックコスメは開封後半年が使用期限の目安です。
原材料の植物オイルが空気に触れる事により酸化をし、お肌の老化に繋がる恐れがあります。
カットしたリンゴをそのままにすると、空気に触れて酸化してしまうように、お肌も空気に触れる事で酸化=老化をすると言われています。使用期限内の植物オイルは、お肌が直接空気に触れないようにし、酸化=老化を防ぐと言われていますので安心してお使い下さい。
お粉(ルースパウダー)のつけ方
お粉(ルースパウダー)はクリームファンデーションやリキッドファンデーションと併用する事で、お化粧崩れを防いでくれるので合わせて使用する事がお勧めです。
お粉(ルースパウダー)を取ったら手やティッシュで少し払い、その後、パフ全体に馴染ませます。
瞼→Tゾーン→小鼻→鼻下→顎先→フェースラインの順で塗布します。
お粉を同じように再度パフにつけ、テカリやすい額→Tゾーン→小鼻の順につけます。
頬はツヤを出したい部分なので、2度つけしない方がお勧めです。
パウダーファンデーションのつけ方
お化粧崩れを防ぐには、化粧下地、クリームファンデーション、リキッドファンデーションと同様に塗る量に気をつけましょう。
1番カバーしたい頬はスポンジ2分の1程取り、内側から外側へ引き上げるようにつけましょう。
額も頬同様カバーしたいと思いがちですが、皮脂腺が多いパーツなので、つけすぎは皮脂による化粧崩れの元です。
スポンジ2分の1程度、軽く取ったら内側から外側へ引き上げるようにつけましょう。
鼻筋、鼻下、口周り、顎先はスポンジに残ったパウダーファンデーションをなじませる程度の量で大丈夫です。
小鼻周り、口角周りのような細かい部分はスポンジを折り曲げて上手につけましょう。
チークのつけ方
ブラシに取ったら手の甲やティッシュで少し払ってからつけます。
チークをつけ終えたら、パウダーファンデーションをブラシにとり、手の甲やテッシュで払い、チーク周り、チークカラーの上に軽くつけましょう。
色持ちが良くなります。
パウダーファンデーションをブラシで上から重ねる事で、チークの色味がナチュラルに仕上がり湯上り美人のような印象に。
チークもつけすぎは、化粧崩れの原因になるので注意しましょう。
落ちないアイシャドーのつけ方
スキンケアでお肌の保湿と、ベースメークで化粧崩れしにくいようにお肌をサラサラに整えているので、崩れにくい状態になっています。
アイシャドーの持ちをより良くしたい場合は、クリームシャドー→パウダーシャドーの順番でつけると長持ちしやすいですよ。
落ちないアイライナーのつけ方
ペンシルアイライナーは少し硬いので、保湿クリームを少量取り、ペン先につけると、芯が柔らかくなり、乾燥しやすい目元もスルっと伸び、つけやすいですよ。
保湿クリームのつけすぎは上滑りして色味が出なかったり、お化粧崩れの原因になるので注意が必要です。
スキンケアやファンデーションの油分が残っているとパンダ目の原因になりやすいですが、なじんでいれば、目の上部分だけでなく、目の下にアイライナーをのせても滲みにくいですよ。
ペンシルアイライナーをつけた後、リキットアイラーを重ねてつけると目元も自然にはっきりし、お化粧崩れも防げますよ。
落ちないアイブローのつけ方
眉毛は毛穴が多いパーツなので実はお化粧崩れしやすいです。
スキンケア、ベースメークがなじんでいることを確認してからつけましょう。
スキンケア、ベースメークの油分が気になる方はお粉類で軽く押さえてから描きましょう。
先ず、アイブローペンシルで眉山から眉尻を描きます。
次にアイブローパウダー(アイシャドーのブラウン系も可)をチップに取ります。
アイブローパウダーを眉頭から眉山辺りにトントンとつけていきます。
更にチップにパウダーファンデーションを取り、アイブローパウダーをぼかしながら重ねてつけると色持ちも良くなりますし、ナチュラルな眉に仕上がりますよ。
落ちないリップのつけ方
リップの色持ちを良くする為には、先ずは唇が乾燥していない事。
日頃から保湿ケアをしましょう。
リップ色持ちを良くするにはリップライナーと口紅の併用がお勧めです。
リップライナーの方が口紅より崩れにくいので、食事後でも残りやすいですよ。
リップライナーをはっきり描きすぎてしまうと、アウトラインだけくっきりと残ってしまうので、リップライナーをつけたら指先やリップブラシでぼかしましょう。
リップラインを口紅の下地として塗るのもお勧めです。
口紅が取れても、ベースに塗ったリップラインがほんのり残るので、リップの血色感が保てます。
まとめ
忙しい朝は、なかなかメークに時間をかけられないと思います。
しかし、時短メークをして、綺麗に見えなかったり、お化粧崩れをしていてはもったいないです。
毎日少しずつで良いので、メークにかけられる時間を増やしていき、自分と向き合う時間を大切にしましょう。
自分と向き合う時間が出来ると、”美しくいたいという気持ちが継続出来”、”自分の事を大切にしよう”という気持ちが育まれていきますよ。
コメント