鏡を見るたびに小鼻や頬の毛穴が気になって、つい洗浄力の強いクレンジングで、ゴシゴシ洗っていませんか?
元BAの視点から言うとそのクレンジングの仕方は、「目先の気になる汚れ」を落とすために、肌のバリア機能を損なっている可能性があります。
実は40代の毛穴が目立つ理由は、10代・20代の頃のような皮脂詰まりだけではありません。40代の肌は、肌の真皮の弾力が失われ、毛穴が「しずく型」になり、毛穴が大きく開いて見えることも原因の1つです。
元BAとして数千人の肌を見てきた筆者からすると、40代の毛穴は、クレンジングの「洗浄力」だけにこだわるのではなく「いかに肌への負担を減らせるか」がポイントです。
そこで今回は、40代のなめらかなでフラットな美肌を目指すクレンジング術をご紹介します。
40代の毛穴は「汚れ」ではなく「影」?

40代頃を過ぎた肌は、「毛穴の開きが大きくなったな」感じることがあります。その原因の1つが、肌の土壌(真皮)が痩せて弾力が失われることで、毛穴の形がしずく型に見えることです。
しずく型になった毛穴に光が当たると、肌表面の明るさに対してしずく型の毛穴が谷間となって影に見えます。このことにより、40代になって毛穴が目立つようになったと感じるのです。
また、毛穴の開きや影が気になるからといって、10代・20代の頃と同じような毛穴の角栓ケアをして、肌表面に傷をつけていませんか?普段のメイクに対して、洗浄力の高すぎるクレンジング料を使うのは肌のうるおいを損なう原因となります。
角栓ケアアイテムや洗浄力のあるクレンジングは、一時的には毛穴の悩みが和らぎますが、5年後、10年後の肌を考えると過剰なクレンジングは避けた方が良いでしょう。
【元BAが解説】クレンジング料の「オーバースペック」に注意

ふと鏡を見た時に毛穴の開きや影が気になると、つい「洗浄力の強さ」で解決したくなりますよね。しかし、普段のメイクを落とすのには必要のない過剰な洗浄力は、40代の肌にとって「オーバースペック」となり、肌のバリア機能を損ないかねません。
農学士の視点で言えば、害虫がいないのに強力な農薬を撒き、土壌を枯らしているのと同じ状態です。元BAである筆者が、数千人の肌を見てきた結論は、「落としすぎは、毛穴を広げる原因の一つとなる」ということです。
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が乱れ、水分を抱え込みにくい未熟な細胞ができます。水分があり、ふっくらとしたキメが整っている肌は毛穴が目立ちにくいです。一方でキメが粗くなると肌がしぼんだように見えて、毛穴が目立ちやすくなります。
40代の「しずく型毛穴」に必要なのは、角栓を無理に抜いたり、毛穴汚れをゴシゴシ落とすことではなく、うるおいを損ないすぎないクレンジングです。5年後、10年後のフラットな美肌を手に入れるために、今のクレンジングが普段のメイクと肌質にとって「強すぎないか」見直しましょう。
【40代しずく型・黒ずみ毛穴対策】クレンジング選びの『肌の土壌管理ガイド』
Neigeがおすすめする、40代のしずく型毛穴・黒ずみ毛穴のクレンジングは以下の表の通りです。
| クレンジングタイプ | 洗浄力 | 40代へのおすすめ度 | 農学士×元BAのロジカル解説 |
| オイル | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ハードな汚れを落とすが、必要なうるおいまで奪うリスクがある。 汗・皮脂による毛穴汚れが気になる時に。 |
| バーム | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 厚みのある質感が摩擦を抑え、人肌温度で溶けて毛穴汚れにやさしくアプローチ。 洗浄力があり、肌への負担も抑えたい時に。 |
| ジェル | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ジェルに厚みがあり、摩擦を抑えながらさっぱりした洗い上がり。 しずく型毛穴が気になる脂性肌のママに。 |
| ミルク・クリーム | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | 洗浄力は控えめだが、バリア機能を守る力は他より◎ 乾燥による毛穴の目立ちが気になる時に。 |
40代フラット肌を目指すクレンジングの選び方
40代の方の毛穴が気になる方がクレンジングを選ぶ時のチェックポイントは、以下の2つです。
・エモリエント成分が配合されている
・肉厚クレンジング料を使う
エモリエント成分が配合されている
40代の「しずく型毛穴」が気になる時は、ただ落とすだけでなく、角質を柔らかくほぐすエモリエント成分(植物オイル等)が配合されているクレンジングを選びましょう。土壌を耕すように肌をなめらかすることで、毛穴の影が目立ちにくい「フラットな肌」を目指せます。
エモリエント成分:メドウフォーム油、ホホバ種子油など
肉厚クレンジング料を使う
暑い日や慌ただしくダッシュした送迎後は、皮脂が出ますよね。この皮脂をクレンジングや洗顔で落とせず居座った状態が続くと頑固な角栓となります。また、皮脂が酸化して過酸化脂質(酸化した油)となると毛穴の黒ずみに繋がるのです。
そこで筆者が40代の毛穴悩みにおすすめするクレンジングは、洗浄力と保湿力を備えた「厚みのあるクレンジングバーム」です。肉厚ジェルがクレンジング時の摩擦を抑えつつ、時間の経った皮脂やメイク汚れをサッと浮かせてくれます。
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40代向けクレンジングの選び方を元美容部員が解説!おすすめ3選もご紹介
【実技】元BA直伝!40代の毛穴クレンジング術

「毛穴の黒ずみが気になるから」と、指先に力を込めてゴシゴシ洗っていませんか?農学士の視点で見れば、それは肥沃な土壌を重機で踏み荒らし、作物の根をズタズタにしているのと同じです。
そこで元BAである筆者が、バリア機能を守りつつ、クレンジングする方法をご紹介します。
- 中指と薬指を使ってクレンジングを伸ばす
クレンジングを顔に広げる際、人差し指を使っていませんか?人差し指は力が入りやすく、無意識に肌を強く押してしまいます。クレンジング時やメイクをする時は化粧指と言われる「中指と人差し指」を使いましょう。
実技: 使うのは「中指と人差し指」
ロジック:クレンジングをする時は、5本の指の中でも力が入りにくい中指と薬指を使います。BAは来店したお客さんの肌を摩擦の刺激から守るために、必ずこの化粧指を使います。これにより、バームやオイルの厚みを壊さず、汚れを浮かす理想的な圧を実現します。
- 小鼻の周りはくるくる「角度」が決め手
黒ずみが気になる小鼻は、力ではなく「角度」がクレンジング時のキーポイントです。
実技: 小鼻の際に中指の腹を密着させ、小鼻の下から上に向かって半径5mm程度の小さな円を内回りに描きます。
ロジック: 硬くなった角栓は、一度や二度のクレンジングでは取れません。毎日のクレンジング時に小鼻周りの汚れをやさしくかき出し、頑固な角栓を作らないようにしましょう。
- ぬるま湯を数滴加え、顔全体が白く濁るまで10秒間なじませる
実技: 元BAの筆者が行うクレンジングの仕上げステップ
Nige式の40代のクレンジングは、摩擦の刺激を減らす、ぬるま湯ですすぐ前に乳化の作業を行い、やさしく短時間でクレンジング料をすすぎます。
- 少量の水: 手のひらを少し濡らす程度の水を用意します。
- なじませ: 濡れた手で顔全体をやさしくなでます。白く濁れば「乳化成功」です。
- すすぐ: メイク汚れが白く浮いてきたらぬるま湯でやさしく落とします。
まとめ:40代のクレンジングを見直してフラット肌を目指そう
40代のクレンジングは「古く酸化した皮脂やメイク汚れを落とす作業」だと思いがちです。 40代のフラット肌を目指すためには、エモリエント成分が配合されたクレンジングで、肌をほぐすことも意識しましょう。
そして、クレンジング時の摩擦の負担を減らすために、厚みのあるクレンジング料を選ぶことをおすすめします。
クレンジング料が決まったら、クレンジング時に指に力の入りにくい「中指と薬指」を使い、古くなったメイクと皮脂を丁寧に落とします。
クレンジング料が顔全体になじんだら、手の平にとったぬるま湯を顔全体になじませ、クレンジング料を乳化するステップを行います。その後、ぬるま湯でやさしくクレンジング料をすすぎましょう。
今回ご紹介した、クレンジング料選びとクレンジング方法を参考に、40代のフラット肌目指してみてくださいね。
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