寒くて乾燥する冬を過ごしたお肌は、お肌自らが潤いを保つ力が弱くなり外的刺激の影響を受けやすい敏感な状態になっています。
オーガニック化粧水は、植物の力で優しくお肌自らが健康で美しくなろうとする力を引き出してくれるので、春のゆらぎ肌ケアにおすすめですよ。
今回は、オーガニックコスメ店の店長経験がある筆者が、春のゆらぎ肌ケアにおすすめなオーガニック化粧水の選び方と化粧水のつけ方をご紹介します。是非、ご覧下さい。
冬のダメージが蓄積している春のお肌は外的刺激に弱い状態に。
そこへ春の紫外線や花粉等のダメージが重なり、お肌は不調を感じやすくなる時期ですよ。お肌にピッタリなオーガニック化粧水を見つけて春のゆらぎ肌対策をしましょう。
最近人気のオーガニックコスメの実力は？
オーガニックコスメを目にする機会が増えましたよね！そんな中、「オーガニックコスメの本当の実力はどうなの？」と思う方もまだまだ多いのではないでしょうか。デパコス美容部員経験者である筆者もその1人でした。
オーガニックコスメの根本的な特徴は、『植物の力でお肌の自然治癒力を高め、お肌本来が持っている自ら美しくなる力を引き出すこと』です。
これに加えて、配合植物の力でお肌に潤いを与えたり紫外線ケアをしたり、お肌悩みにアプローチしてくれる点がオーガニックコスメの特徴であり実力です。
筆者がオーガニックコスメ店の店長をしていた時代、「オーガニックコスメを使ったらお肌が整って元気になった！」「お肌に透明感が出てきた！」といったお客様の嬉しいお声を聞いたこともありました。
一方で「お肌に優しいけど、効果を感じるには時間がかかる」というデメリットもあるとされるオーガニックコスメ。最近では機能性に優れたオーガニックコスメもたくさん出ていますので、チェックしてみて下さいね。
春のゆらぎ肌とは？
春のゆらぎ肌とは、「カサカサ・ヒリヒリ・ムズムズ」を感じているお肌状態のことを言います。このようにお肌が感じてしまう春特有の原因がありますので解説します。合わせてお手入れ方法もご紹介しますので参考にしてみて下さいね。
☑冬のダメージが蓄積している
春の始まり頃のお肌は、冬の乾燥ダメージが蓄積していてお肌の保水機能が弱まっているかも。放っておくと他のお肌トラブルの原因になるのでたっぷり保湿しましょう。
☑春の紫外線
春になると、夏程ではないものの紫外線の量・強さが徐々に高まってきます。
冬の乾燥ダメージの蓄積で保水機能が弱まっている春のお肌は、同時にお肌のバリア機能が弱まり紫外線ダメージを受けやすい状態に。
日焼け止めや帽子、長袖の衣類やラッシュガードを活用して紫外線対策を始めましょう！
参考：「気象庁日最大UVインデックス（解析値）の月別累年平均値グラフ」
☑花粉
春は花粉でお肌がヒリヒリしたりかゆくなったり、敏感になりやすいです。お肌が痒いからといってゴシゴシ摩擦を与えてしまうとお肌がさらに敏感に…。メガネ・マスク・帽子などを活用して花粉が付着しないようにしましょう。
参考：「厚生労働省平成22年度花粉症対策」
☑寒暖差
春は寒暖差の多い季節です。暖かくなったと思ったら急に寒くなったり寒暖差が激しいと自律神経のバランスが乱れやすくなり、お肌に不調が現れることも…。春になると暖かい日が増えてきますが、身体を温めてくれる食事を摂るよう意識したり、春用コートを持ち歩いたり、レッグウォーマーや腹巻を身に付けて冷え対策も続けましょう。
☑新しい環境によるストレス
春になるとお子さんの進学、職場の異動や転勤と環境が変わり、新生活に慣れるまではストレスを感じ、心身がお疲れ気味になりお肌の不調となって現れます。リラックス出来るようにハーブティーを飲んだり、お気に入りの香りの入浴剤を入れた湯船にゆっくりと浸かる等、気分転換出来る時間を生活の中に取り入れるよう意識しましょう。
☑ゆらぎ肌の原因は1つではない
春のゆらぎ肌を引き起こす原因はどれか1つではないかもしれません。無意識に、春のゆらぎ肌を引き起こす生活を過ごしているかも。春のゆらぎ肌を整える為には日頃から、お肌を『保湿する×守る×休ませる』を意識してみて下さいね！
春のゆらぎ肌ケアにおすすめオーガニック化粧水の選び方
オーガニック化粧水といっても沢山あるので、どうやって選んだら良いのか悩みますよね。ここでは、春のゆらぎ肌におすすめなオーガニック化粧水の選び方をご紹介します。
しっとりとした感触で保湿力の高い化粧水を選ぶ
春のお肌は、冬の乾燥シーズンを過ごしてお肌の保水機能が弱っているかも。暖かくなる日が増えても保湿は欠かせません。オーガニックコスメはしっとりした感触という表記があっても、植物由来成分で作られていることからテクスチャーが物足りないと感じる商品もあります。保湿成分が多いだけでなく、しっとりとした感触の化粧水を選びましょう。
自分のお肌にとって刺激が少ないタイプを選ぶ
オーガニック化粧水はお肌に優しいイメージですが、自分のお肌に合うかどうかは別と考えるのが無難です。配合されている植物エキスがお肌に合わないと肌トラブルに繋がることも…。春のゆらぎ肌は特にお肌が敏感になっているので、初めて使用する化粧水はピリピリと感じるかもしれません。お肌がヒリヒリしていたり、赤みが出ている時は購入する前にお肌に合うか試してみて！
浸透力が高いタイプを選ぶ
春のゆらぎ肌は、少しの刺激に対しても敏感になっていることも…。肌触りの良いコットンでも刺激になってしまうことがあります。化粧水は手を使って優しくつけることをおすすめします。その為、手でつけても化粧水が上滑りしない位浸透力の高いものを選ぶようにしましょう。
春のゆらぎ肌への化粧水のつけ方
春のゆらぎ肌は、とにかく刺激を与えないことが大切です。とはいえ、オーガニック化粧水の力をお肌にしっかりと届けたいですよね。お肌に負担が少なく、化粧水をきちんとつける方法をご紹介します。
化粧水を手で温める
化粧水をつける時は、手が冷えてないか確認しましょう。人肌温度に温かい手でつけると化粧水のなじみが良くなります。もし手が冷えていたら、温かい飲み物が入ったマグカップやストーブで手を温めてみて下さい。つけ心地も気持ち良いですよ♪
但し、手を温めすぎると化粧水が手に浸透しやすくなってしまうので注意して下さいね。
摩擦を与えない
化粧水をつける時にはゴシゴシとこすらないようにしましょう。手にたっぷりと取った化粧水は、ハンドプレスをしながら優しくなじませましょう。ハンドプレスをする時の力加減は、赤ちゃんのお肌に触れるくらい優しくしましょう。
清潔な手でつける
化粧水をつける手は清潔にしていないと、手についている雑菌がお肌に付着してしまうかも…。手を清潔にしてからつけましょう。
防腐剤が植物由来のもので作られているオーガニック化粧水は、雑菌に弱いことが考えられます。オーガニック化粧水の品質を保つ為にも清潔な手で化粧水をつけるようにして下さいね。
オーガニック化粧水にデメリット・注意点はある？
春のゆらぎ肌を優しくケアしてくれるオーガニック化粧水ですが、使う上でのデメリット・注意点もありますので、ご紹介します。
オーガニック化粧水には消費期限がある。
オーガニック化粧水のみならず、オーガニックコスメには消費期限があります。
商品に配合されている成分によっても違うのですが、未開封なら製造から3年、開封をしたら3ケ月や6ケ月で使い切るように作られています。さらに、敏感肌用・低刺激設計のオーガニックコスメは、一般的なオーガニックコスメの消費期限よりも早く、使い切ることをおすすめしている商品もあります。購入前に確認しておきましょう。天然由来の防腐剤を使用していることがオーガニックコスメに消費機嫌がある理由です。
オーガニック化粧水だからといってお肌に合うとは限らない
オーガニックコスメは、化学由来のアルコールや成分を使用せず、天然由来のアルコールや植物から抽出した成分を使用している為、お肌に優しいイメージがありますよね。
しかし、アルコールが苦手な方は天然由来のアルコールでもお肌に刺激を感じる場合があります。また、配合植物に対してアレルギーがあると、オーガニックコスメは植物エキスの濃度が濃く、アレルギー反応を引き起こしやすいとも言われています。
オーガニック化粧水でも化学由来成分が使用されている商品もある
最近、オーガニック化粧水は薬局やネット等色んな所で手に入るようになりましたが、その全てがリアルオーガニック化粧水とは限りません。日本では、オーガニックコスメの定義が一律に整備されていない為、オーガニック成分が少量でも配合されていたらオーガニック化粧水と表記が出来ます。その為、成分表を確認すると化学由来成分や石油由来成分が沢山使われている化粧水もあります。
オーガニックコスメの認証マークが記載されている化粧水を選んだり、信頼出来るオーガニックコスメ専門店で購入するようにすると安心ですよ。
まとめ
春のゆらぎ肌を整えるオーガニック化粧水の選び方とお手入れ方法をご紹介しました。
植物エキスの力でお肌に優しく潤いを与えてくれるオーガニック化粧水は、春のゆらぎ肌ケアにおすすめです。
オーガニック化粧水を選ぶ時は、オーガニック化粧水という記載があるからといって全てがお肌に優しいわけではないので、配合されている成分を購入前に確認しましょう。
購入前にお肌に合うのかお試し出来るのがベストですが、お試しが出来ない商品もあります。お試し出来ない場合は、製造メーカーに相談したりオーガニックコスメ専門店の店員さんに質問してみましょう。
自分のお肌にあった植物エキスとお好みの感触のオーガニックコスメ化粧水で春のゆらぎ肌対策をして下さいね。
